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新書413 カネを積まれても使いたくない (朝日新書)

新書413 カネを積まれても使いたくない (朝日新書)

新書413 カネを積まれても使いたくない (朝日新書)

作家
内館牧子
出版社
朝日新聞出版
発売日
2013-07-12
ISBN
9784022735133
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新書413 カネを積まれても使いたくない (朝日新書) / 感想・レビュー

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みゃーこ

「てか、激ヤバ超ウケるんですけどみたいな?うん、なんてか、もうぶっちゃけ抱腹絶倒で忘れれれない、かなとは思うし的な?なんか、マジっすか?モードで、リアルに感じたって感じかも。」(書いててムカつく)今の社会と日常が生きにくくなっている証として言葉がどんどん過剰にへりくだり、断定を避け、断言したがらない風潮が奇妙な言葉の文化を量産している、「みたいな」を乱用し続ける社会にも目を向けながら、一つ一つ細かい言葉の誤用や分析がいちいち面白く爆笑が止まらなかった。内舘さんの大ファンになってしまった。好きだな~こういう

2013/09/16

kinkin

イラッとする言葉やヘンな日本語があるのは確かだ。書いてあることに異論はない。しかしその言葉でコミュニケーションがとれているのであればむやみに否定することもどうかと感じた。「時計じかけのオレンジ」という小説には若者たちだけが使う言葉というのがでてきたのを思い出した。言葉というのは常に動いていることも確かだと思う。過剰なヘリ下りの背景にはマニュアル社会も影響しているのではないか。「カネを積まれても使いたくない日本語」ってマジ、ヤバイタイトルじゃね?ぶっちゃけ悪いことしてるみたいじゃないですかと言われそう(笑)

2015/06/04

kinupon

その通りと思っている自分と、イケないイケない。気が付くと自分もずいぶん使ってる言葉があるな。

2019/01/07

奥澤啓

タイトルから内容は想像していたけれど、はたして、その通りであった。いうまでもなく内館牧子氏は名うての脚本家であり作家である。言葉を大切にする人である。内館氏は怒っているのである。させていただくの濫用に、やばいに、歴史上の人物をさんづけすることに、無茶苦茶の敬語に、曖昧で断定をさける表現に・・・。その怒りに共感する人にはこの本は、日頃、不快で不可解に感じている言葉遣いに輪郭を与えてくれる。似た内容をあつかう野口恵子氏の一連の著書、『かなり気がかりな日本語』、『バカ丁寧化する日本語』等とあわせて読みたい。

2015/06/23

奥澤啓

日本語論、敬語論の本は無数にあって全部を読みきることなどできないし、必要もない。言葉が変化するのは当然のことで、それをとがめることはできない。とはいえ、ここ二十年程の日本語の変化は激しい。私が「させていただく」の濫用を感じるようになったのも二十年程前だ。それに敬語問題ではないけれど、SNSを誰でも使うようになってから、著名な硬派の言論人までがツイッターで二ャンコ言葉を使ったり、「新宿なう」等とおやりになるのも抵抗がある。言葉の緩みに拍車をかけるだけだと思う。硬派な話題は硬派な言葉がふさわしい。

2015/06/23

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