金田一家、日本語百年のひみつ (朝日新書)
金田一家、日本語百年のひみつ (朝日新書) / 感想・レビュー
kinupon
金田一家三代にわたる流れがわかるような気がします。それぞれ個性があり、これぞ金田一家という感じがします。
2016/06/24
しゅわ
【図書館】テレビのクイズ番組とかでよくお見かけする、ちょっとお茶目なオジサン…実は辞書の金田一家の三代目…という認識しかなかったのですが、最近 辞書関連の本を何冊か読んだので、こちらも!?と手に取ってみました。冒頭でも触れられてますが、三代目といっても会社や地盤があるわけでもない“日本語研究者”であり、偉大すぎる祖父&父がいるからイロイロ大変そうですが、そのプレッシャーを感じさせないのが金田一先生のスゴさかもしれません。
2015/01/02
テツ
ラジオでお話を拝聴して面白かったので著書も読んでみた。半可通の市井の民間言語学者の方々(あ。厭味ね)とは違って、日本語という存在について求道し続けているプロの言語学者の方は、僕らが不自然に感じる日本語の用法についておおらかなんだなあという印象。言葉は人間が生み出し人間とともに変化していく存在なのだから、その意味に固執することなく変化を興味深く楽しむくらいが正しいスタンスなのかもしれませんね。知ることと知識に対する貪欲さと敬意を払うことを忘れない金田一さんの生き方が好きです。
2018/04/03
Kentaro
「ありえなーい」こんなリアクションをよく耳にする。これは単にびっくりしたとか驚いたという意味ではない。例文を示そう。「某タレントのテレビ番組のドタキャンはありえない」学生に印象を聞くと、十分あり得るから例文とならないという。こういった文章の使い方を確認していくプロセスをネイティブチェックという。試しに学生に例文を作ってもらう。「今日の合コンの相手ありえなーい」自分達の相手として相応しくないという意味だ。「昨日、嵐見に行っちゃった」「えー、ありえなーい」は、嵐のコンサートの行けるなんて羨ましいという意味だ。
2019/03/20
マッキー
最近はやりの若者言葉、「よろしかったでしょうか」「~になります」などのコンビニ言葉についての解説が興味深かった。これらの日本語は「まちがっている」というわけでもなく、ただ単に直接的な表現を避け、マイルドにしたものなんだろう、おそらく。「言葉の乱れ」ではなく「変化」なのだと、そう述べていた。古文単語も現代と昔で意味が違うの、ありますし。
2017/12/15
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