新書601 夢の叶え方を知っていますか? (朝日新書)
新書601 夢の叶え方を知っていますか? (朝日新書) / 感想・レビュー
やすらぎ
夢を叶えるには、明確な夢を描かなければ…。そして、行動して自由を得なければ…。他者に憧れる程度ではダメ。夢を追求するのだ!って、私の夢は?私にそれほどの夢はない!と断言できてしまう悲しい現実。やりたいことも叶えたいこともありますが、それは欲求であって夢ではないと…。今後、何か夢中になれることが見つかるのかな。夢の叶え方を知っていますか?以前の問題みたい。他者に影響されず、常に余裕をもって楽しめるもの。まずは、生きていることを楽しまないと…。夢は自身から生まれるものらしい。森博嗣氏に憧れる夢のない私は悩む…
2020/06/06
breguet4194q
著者の文体は好きになれないが、主張には納得もし、目から鱗と思える箇所が実に多かったのが悔しい。新書でこれ程赤線引いたり、ページを折ったりした事はなかったかもしれない。人によって「夢」の概念が違うことを知らされた。「~したい」や「~になりたい」など人それぞれだが、単なる「神頼み」「ビジネス」「愚痴」「惰性」「目標」「他力本願」だったりする。世代や置かれている状況などで、夢の持ち方は変化する。夢というのは自分が道を切り開き、努力を重ねた結果、掴みとるもの、という著者の主張は、心底納得、当然にして真理だと思う。
2022/02/15
ゼロ
夢の叶え方を知っていますか?と表題なだけに、どんな方法論が書いているのかと読んでいると裏切られます。まず、夢ってなんだ?という定義付けから始まり、次にそもそもあなたの夢と思っていることは夢じゃなく、目標だよね?と、一般人の夢を独自の視点で切り捨てていきます。例えば長生きしたいや独立したいなどは、それをしてどうするの?と問い詰めていきます。そして、夢とは写真のように一瞬ではなく、継続して設計されるような映画のようなものというのが面白かった。私は、まだまだ夢に夢見てるたげなようなので、実現のために計画を練ろう
2017/02/09
パフちゃん@かのん変更
森博嗣氏、やっぱり天才だ。夢は自分の庭に小さな鉄道を建設することだった。大学の教官も作家としての成功も夢見ていたことではなかった。夢のための資金が不足するため、バイトとして本を書き、一作書けば数十万円になるだろうと思った。処女作が『すべてがFになる』で出版社の人が来た時にはもう3作目にとりかかっていた。1年目に1000万円振り込まれ、5年後には年収1億を超えた。でもそれは夢のための資金稼ぎだ。今は大学もやめ、作家も引退宣言し、一日一時間以内の執筆量で夢の実現に専念している。鉄道建設!重労働だ。
2017/12/27
emi
ものすごく心にしみた一冊。夢の定義もそうですが、ただただ頷き、今までの自分を恥じ入ることしきりでした。もう詳細はどうぞ本書をお読みくださいなのですけれど、自分の中でとても納得いき、方向が見えたのでうれしいです。今、子どもの頃憧れた大人になれてないなぁと自分のことを心底思うし、子どもの頃の自分に申し訳ないなぁと思う日々ですが、ひとつずつ叶えていこう!となんだか力が湧いてきました。自分の中から生まれる楽しさを追い求めていく。誰でもできると思いますし、そんな幸せな時間ってないですね。
2017/02/19
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