キマイラ 5 狂仏変・独覚変 (ソノラマノベルス)
キマイラ 5 狂仏変・独覚変 (ソノラマノベルス) / 感想・レビュー
ぐうぐう
『キマイラ』には、夢枕獏のすべてが詰まっている。ジュブナイル小説として始まったが、その要素は多彩だ。SFであり、ファンタジーであり、格闘技であり、伝奇であり、何よりも青春小説である。路上詩人・岩村賢治を登場させることで、詩情も備わっている。自作の小説の中で、たった一作だけ選べと言われたなら、夢枕獏は間違いなく『キマイラ』を挙げるだろう。ちなみに、2001年刊行のハードカバー版のあとがきで、「あと百冊は、生きている間に書けるだろうか」と書いている。本当に、書くことが好きなのだなぁ。すごすぎ。
2017/03/27
シナモン
もはやキマイラ化は止まらないのか。主人公二人がもはや人の姿をしていない。どうなるんだこの後…。気になる登場人物としてはキマイラ化をある程度制御してるっぽい狂仏と巫炎か。おっさん達がかっこよかった巻でした。
2012/10/25
hana
無駄にあとがきが長すぎる。
2017/08/23
S.F.River
高校のころ夢中で読んだ。5.0
ろっく
この巻の前半にあたる「狂仏変」のラストは何度読んでも最高の「引き」です。大鳳がついに雲斎のもとにたどり着き、そこで繰り広げられようとする真壁雲斎VS宇名月典善!というところで終わり。まあ、この対決は独覚変の冒頭で「顔見せ」で終わってしまうんですけどね(^^
2009/01/11
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