キマイラ11 明王変 (朝日ノベルズ)
キマイラ11 明王変 (朝日ノベルズ) / 感想・レビュー
sin
長い年月を経て物語が元のレールに戻って動き始めた…がしかし、その年月の隔たりは受け手の自分自身を変えてしまったようで、悲しいかな、あの頃のワクワクが感じられない。読み進めるうちに物語はまた外伝と言わんばかりの外れ様で、この先の道程を懸念してしまったものの、この高揚感!いい感じの裏切り…いいぞ!しかも行き先はぶれておられないようでゴールは近い!
2017/02/05
miroku
孔子に釈迦・・・。面白い!だが・・・。終わるのか本当に?!
2016/03/29
はじめさん
30年書いても終わらない夢枕獏のライフワーク、著者は終わりに向かっていると言うが、本編はキマイラ化する少年たちのルーツたる8番目のチャクラや西洋の秘密結社ルシフェル協会ーーその源流たるや紀元前のインドは苦行林で修行するゴータマ・シッダールタが出会った怪僧だったり、もうお口ポカン。ポアとか久々に聞いたけど、あーヒンドゥとかそっち系の思想がルーツだったねと再認識。/ チッキ(踵落とし)を繰り出す時の私は、飛龍脚を放つ龍王院弘をイメージしている。痛い奴だな。/ 普通に皆な携帯電話で通話。もうスマホ出ても驚かん。
2017/09/17
ぐうぐう
序章で、大鳳が西城学園に入ったのは一年前という記述がある。ということは、『キマイラ』の中では、たった一年しか経過していないのだ。ソノラマ文庫の第一巻が刊行されてから、この『明王変』に至るまで、実に33年が現実世界では経っているというのに。しかし、物語はあきらかに完結に向かって進んでいる。老子が登場し、シッダールタまで現れ、描かれるのは、キマイラの歴史ではなく、キマイラとは何なのか、という真理だ。人からキマイラへと変貌するとは、病を克服し、不死を得ることだ。だが、唯一残るものがある。(つづく)
2018/09/19
chiseiok
危うく読み逃すところ。奥付の発行日で、あ、まだ読んでないわって(笑)。本当も少し刊行ペースなんとかして欲しいところですが、物語自体の熱量は全く落ちていなくて充分面白かった。その辺が早く畳みたいオーラ全開の某先生の某戦記とはちょっと違うかも。むしろ完結もそう遠くないだろうと思われるこの時期に、新たな過去のサブストーリー(これがまた面白いw)がまた生えてきてますが、一体全体収拾付くのでしょうか。ま、面白ければ収拾つかなくてもそれはそれで良いですけどね。寺田克也師匠のジャケットは○○子と○子ですね、かっこいい!
2016/02/13
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