世につまらない本はない
世につまらない本はない / 感想・レビュー
こばまり
20年近く前の週刊誌連載の書籍化だが、お三方がワイワイしている様子がそのまま紙面に表れていて楽しい。養老先生に触発されて海外ミステリ熱が再燃しそう。
2023/08/09
ムーミン2号
第1部は「「養老流」本の読み方」、第2部は「バカにならないための本選び」(養老孟司、池田清彦、吉岡忍の3氏の鼎談)。第1部は単なる読書術などではなく、養老さんが読書について考えている、感じていることの開陳である。いろいろと面白い論が展開される。そして第2部の鼎談の楽しさ・面白さったらない。3人の半端ない読書量から繰り出される該博な知識がそれを作っているのだが、加えてテーマに沿った鼎談だから余計に面白いのだろう。「鷗外vs漱石」などが面白いが、村上春樹がノーベル文学賞に届かない理由には個人的には納得。
2023/01/18
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