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この世を生き切る醍醐味 (朝日新書)

この世を生き切る醍醐味 (朝日新書)

この世を生き切る醍醐味 (朝日新書)

作家
樹木希林
出版社
朝日新聞出版
発売日
2019-08-09
ISBN
9784022950376
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この世を生き切る醍醐味 (朝日新書) / 感想・レビュー

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真香@ゆるゆるペース

希林さんが亡くなる半年前のインタビュー。あれからもう1年が経つんだな…と、しみじみしながら読んだ。仕事との向き合い方、結婚生活や子育てについて、病気と死生観の話など、その生き様はご主人の裕也さん以上にロックだと感じた。娘の也哉子さんのインタビューもまた素晴らしくて、真っ当な人ながらもユーモアがあって聡明なところがしっかり希林さんから受け継がれていて、とても素敵な女性。私も人生の終わりを迎える時に「今日までの人生、上出来でございました」と言えるように生きていきたいなと思う。

2019/09/12

けんとまん1007

女優「樹木希林」を演じきった背景が見えてくる。いろいろな出来事を、いい意味で面白がる思考・姿勢がそこにある。どこか、少し違う位置から自分を含め、見るということ。少し、先の時間を考えることなんだろう。「さいざんすね・・・」からの思考が、それを表しているのかもしれない。

2023/10/15

おさむ

亡くなる直前の自伝的インタビュー。基本言いたい放題だが、樹木希林さんのおかしさ、変人ぶりがよく出ている。でも、一方でとても真っ当で潔い生き方だったとも感じる。高潔とはちょっと違って、毒を持った強かさのような感じ。死後、関連著書がたくさん出版されて多くが売れているのは、そんな真っ当さに惹かれる読者が多いからなんでしょう。娘さんの也哉子さんのインタビューも読み応えがありました。幼い頃は変人の母親に振り回され、恨んだ事もあったとか。でもその語り口を読む限り、とても真っ直ぐに育てられた人なんだなと思います。

2019/08/29

まい

やはり、樹木希林さんは、只者ではないことが分かる本です。不思議な人、こんな女優さん中々居ないでしょうね。昔のドラマや映画の話しなどから、人生観、死生観など、ホント生きるさまがよく書かれています。合わせて、娘也哉子さんのインタビューにも心打たれました。もう一度、樹木希林さんの映画を見たくなりました。

2020/02/23

なつ

『リサイクルプロダクションっていうのをやってみようかなと思った事があるのよ。キャスティングプロデューサーみたいなものかな。人を生かすっていう仕事やってみたかったわね』と実は裏方側に興味があった希林さん。そんなお仕事を飄々と愉しまれている希林さんも見てみたかったな…癌になって変わった希林さんの人生観『身体は借りもの』『「人間いつかは死ぬ」じゃなくて「いつでも死ぬ」』を私の中に大切に頂戴すると共に『今日までの人生、上出来でございました。これにて、おいとまいたします』と言えるようにこの世をちゃんと生き切りたい。

2023/06/09

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