老活の愉しみ 心と身体を100歳まで活躍させる (朝日新書)
老活の愉しみ 心と身体を100歳まで活躍させる (朝日新書) / 感想・レビュー
デコ
読んでいてローマは一日にして成らずの格言が思い浮かんだ。長い老後を愉しむためにはこの世を去るまでの日々を愉しみ生き抜く覚悟と意思が必要と感じた。積極的な提言は現在落ち込んでいる私には強すぎたのだが…。著者は私の大好きな本「悲素」を書かれた精神科医。
2021/06/24
なお
流し読みだけれども、病は気からと改めて感じた。 笑いが科学的に健康に良いというので実践したい(笑)
2022/02/06
Cinejazz
現役の精神科医で小説家の帚木蓬生氏が、60歳のとき急性骨髄性白血病を患い、半年間の闘病生活を余儀なくされた経験を踏まえ、平均寿命と健康寿命との間の「不健康期間」をなくすなためのノウハウを『老活の愉しみ』と題して、老年期うつ病の処方、痛みと痒みの処方をはじめ、酒と煙草の有害性、食事療法、入浴の効果、脳・筋肉・歯・睡眠など心と身体の鍛え方を解き明かされた、身につまされる一冊です。
2021/09/12
すうさん
同級生の友人から借りた。還暦近い私達にとっても「老活」は少し早い気がして敬遠していたが本書を読んで考え方を変えないといけないと思った。帚木氏の「病棟シリーズ」は読んだが随筆を読むのは初めて。さすが医師としての見方で医療と健康を語っているが、人生の意味を語る部分は小説家だと感じた。人生の終焉を迎えるためにこそ、還暦前から考え方も行動も変化させるべきである。人生を愉しみ、自分らしく快活に生きる為にアクションを起こすべきだ。ただし正解はない。飲酒や喫煙はもちろん派手に生きるのも孤独に耐えるのもすべて自分次第だ。
2020/04/24
paluko
病気不安症(心気症?)への処方箋「症状を人に言わない、見せない、悟られない」「他人に症状を口にするたび、脳の中の苦悩の回路が色濃くなります。聞かされた他人からは、こうしたらどうか、ああしたらどうかと、雑多な応答と情報がはいってきて、どれが本当か分からなくなり、悩みは逆に増えます」(29頁)。これは頷けるなー。何をしても治らなかったしつこい手荒れを見事に治した「亜鉛入りのクリーム」(183頁)も気になる。サザエさんの波平が設定54歳、同じくフネが52歳とは! 「年相応」も時代によって大きく変わるんですね。
2021/01/21
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