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怪男児 麿赤兒がゆく 憂き世 戯れて候ふ

怪男児 麿赤兒がゆく 憂き世 戯れて候ふ

怪男児 麿赤兒がゆく 憂き世 戯れて候ふ

作家
麿赤兒
出版社
朝日新聞出版
発売日
2011-10-07
ISBN
9784023309814
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怪男児 麿赤兒がゆく 憂き世 戯れて候ふ / 感想・レビュー

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山田太郎

表紙がインパクトありすぎで読んでみたが、おもしろかった。笑えた。

2012/02/12

どんぐり

土方巽、唐十郎、李麗仙、寺山修司らが登場する1960年代、70年代の疾風怒濤の芝居者青春遊伝、スカイメイトを使って北海道に集金旅行に行くくだりや、手形を乱発する章が面白い。異界の魔王のような容貌魁夷な麿赤兒からその蛮勇ぶりは想像できたけれど、舞踏家の肉体から予想外にリズム感のある文体が溢れ出て来て、小気味よい。

2012/10/24

midnightbluesky

疾走感あふれる自伝。不思議な間合いの文章から人柄がうかがわれる。新聞屋のオヤジとの出会いと交流はATGの映画を地で行く話。妙な既視感を誘う。

2012/07/19

mondeko

一般的にはマロ様といえば大森南朋の父親として有名なんだろうが、個人的にはなんといっても映画「魁!!男塾」の塾長役であーる。 さて、表紙の妖艶かつおどろおどろしい写真に気圧されてなかなか読み始められなかったが、一度ページを開いたら60年代末から70年代にかけて時代の寵児だったマロ様の抱腹絶倒エピソード「ケケケケと笑いながらもハレ、ハレ、ハレの日々」を追体験できた。ガッツリ引き込まれる絶妙な語り口は、さすが表現者と唸らされる。どんな「をどり」をやっているんだろう。

2012/06/16

owawamure

書きつづられる言葉の独自性とリズムがセリフのようにも思え、またはよくできた落語の一席を聞いているような気にもなる。麿さんの唯一無比なこれまでが文にも表れているような気がした。麿さんの若き日の登場人物のカラフルさは際立っている。面白いが値段は高い。

2011/10/29

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