賢く生きるより、辛抱強いバカになれ
賢く生きるより、辛抱強いバカになれ / 感想・レビュー
MI
稲盛財団が私財を投じ、京都賞を設立。山中さんは、京都賞を受賞した経験をもつ。科学技術の進歩と特許、次世代のリーダーについて勉強になった。面白かったのは、天国と地獄のたとえ話。天国と地獄はさほど変わらない。どちらも大きな釜にうどんが煮えている。そして1メートルの箸をもっている。地獄では笑先にと奪い合い、結局食べられない。天国では互いに相手に食べさせるから丸々太る。この話を山中さんが聞いて科学の力で手元のボタンで箸を短くすることは出来る。うどんは食べられても幸せにはなれない。科学の進歩と幸せについて考え深い。
2023/06/20
Die-Go
図書館本。読友さんからのお薦め。対談しているお二人の専門分野に限らず、色んな職種の経営理念に役立つ。それに止まらず、生き方の示唆にも富んでいる。読んで良かった。★★★★☆
2020/07/11
Willie the Wildcat
挫折、失敗を如何に糧とするか。向き合い、折り合い、但し、夢を追い続ける。『鴨川の風』・・・、大義と感謝が根底。道は違えど、人としての価値観を大切に、日々努力する姿勢に共感。一方、マラソン観の差異も興味深い。同じ”経営者”であっても、”益”の位置づけの異なる業界・役割の両氏の違いかもしれない。無論、どちらのアプローチも有り!"Application"への拘り。これも両氏に共通の大義ではなかろうか。
2014/12/26
Miyoshi Hirotaka
年齢差が30歳あるとプロ野球では現役時代が重ならない。王と清原、稲葉と大谷など夢の組合せは年齢差で実現しない。ところが、ビジネスマンや作家はこの夢が実現する。過去においては、トルストイとチェーホフが現役時代の重なりが長かった。世代が違っても分野が違っても高みを目指している人の経験や考え方には共通点が多い。世代を越えて共感したり、知を共有したりすることは、二人だけのものではなく、経験を受容する世代に共通した価値だ。わが国に残る過去の無形資産の継承、中でも、やり抜くという意志の力を引き継ぐことは最も大事だ。
2015/12/20
魚京童!
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
2015/01/16
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