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物語と歩いてきた道 インタビュー・スピーチ&エッセイ集

物語と歩いてきた道 インタビュー・スピーチ&エッセイ集

物語と歩いてきた道 インタビュー・スピーチ&エッセイ集

作家
上橋菜穂子
出版社
偕成社
発売日
2017-11-02
ISBN
9784030034402
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物語と歩いてきた道 インタビュー・スピーチ&エッセイ集 / 感想・レビュー

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starbro

上橋菜穂子は、新作中心に読んでいる作家です。国際アンデルセン賞受賞時のスピーチや著者の人となりがわかるエッセイ等が収録されています。著者が本屋大賞の商品(図書カード10万円分)で購入した本や著者が書店で担当した書棚の本の中に、結構既読の作品が含まれていて、親近感が湧きました。上橋菜穂子ファン必読の書です。来年は新作長編を読みたいと思いますので、宜しくお願いします。

2017/11/16

よこたん

“〈物語を読むこと〉は、つまり他者を想像することであり、他者を思いやる力そのものです。自分自身を想像することと同じくらいの深さ、同じくらいの強度で、他者を想像することが成し得たときに生まれる何かが、私にはとても大切に思えるのです。” これまで歩いてきたくねくね道を辿ってみると、まわり道も一見逸れたかと思う道にも、ひとつとして無駄なものはなかった。地道な一歩一歩は、しっかりと大地を踏みしめ、拾い集めた石ころも木の実も、上橋さんの作品を形成するのに無くてはならない宝となっている。この方にしか描けない世界の。

2019/11/03

ひめありす@灯れ松明の火

上橋さんはこういう手法で物語の世界と向き合ってるんだ!と改めて感じる一冊でした。何かに頼らず、何かに寄り付かず。心に流れる川の川底を攫って砂金を見つけ出す様な、そんな一見途方もない作業。広くて長い何かと向き合うからこそ生まれる現実と同じ密度の物語世界。上橋さんはお話を作る時、楽しかったりわくわくしたり、するのかな。しんどくないのかな、見えないふりしてしまわないのかな。それでも進むんだ。バルサがあらゆるものを槍の先の乗せ、エリンが欠けた指で竪琴を引くように。そこに松明の火の様な、見詰めていたい何かがあるから

2017/12/16

あっか

先月発売されたばかりの上橋菜穂子さんインタビュー&エッセイ集。「だから上橋さんの物語は、ファンタジーなのにあんなにリアルなんだ!」という理由のようなものが見える本です。上橋さんが普通の人だったからこそあんな大作が描けたんだなあということも。全ての経験は無駄じゃないと教えて頂きました。作家さん自身のことを知ることは、物語をより深みを持って読めることに繋がると思います。何が書いてあるかより、誰が書いているのか。ブログ集客(←わたしの仕事)とも通じることだなと思いました。上橋ファンなら一読すべき本です!

2017/12/11

pohcho

単行本未収録のインタビュー・スピーチ&エッセイ、ジュンク堂でやってた上橋菜穂子書店のブックリストなど。日本人離れした壮大なスケールの物語を紡ぐ上橋さんだが、素顔はとても親しみやすく誠実な方。多様性や文化、物語についての話など、とても興味深く面白く読んだ。イラストがとてもお上手なのもびっくり。挿絵も描けそう。守り人、旅人シリーズは途中までしか読んでいないので、またいつか 続きを読みたい。

2017/12/06

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