ともだち
ともだち / 感想・レビュー
やすらぎ
いつもにこにこしているね?だって、幸せなんだもん。今日はあなたが来てくれたし。今日という日に喜びや楽しみを見つける。その笑顔に私まで幸せな気分になる。…同情なんていらないよ。自分の力で生きているんだ。…世界の紛争地を巡り撮りためた写真には、子どもたちの姿がある。その純粋な微笑みが私の緊張をほぐす。見ず知らずの髭もじゃに、臆することなく近づいてきてくれる。…日本は戦争がないから行ってみたいな。全てを破壊されちゃった。モノはないけれど、この土地は最高さ。おじさん、ここはいい所だろう?遊ぼうよ。ともだちとして。
2021/06/17
ヒラP@ehon.gohon
長倉洋海氏が親しみをこめて、「Dear Friend(実際にはfriends?)」と呼んだ子どもたちの表情を見続けているうちに、安易に友だちのつもりになってはいけない、彼等の抱えている重さに息苦しくなりました。 紛争や貧困の中で、精一杯命を輝かせている(時には亡くなった幼子の)写真は、安穏と平和と安全と、純粋さを失った日本の社会構造に生きている若者たちに、「友だちになろう」と語りかけているように思えてきたのです。 問題提起でありアンチテーゼとしてのタイトルに、若者はどの様に答を出すのでしょうか。
2019/03/04
Takao
1998年8月発行(初版)。図書館でふと目にし読んだ(?)。エルサルバドル、アフガニスタン、フィリピン、レバノン、ヨルダン、ブラジル、メキシコ、マレーシア、グアテマラ、パキスタン、南アフリカなどで撮影された91枚の子どもたちの写真が収録されている。難民キャンプや途上国で暮らす子どもたちの一瞬の笑顔や、凛々しい表情が捉えられている。本書出版から18年。子どもたちはどんな大人に成長しているのだろうか。それとも…。世界中の子どもたちに「平和」を願いたい。
2016/10/25
ケン五
時折、引っ張り出して眺めます。なんとも言えない友達たちの眼差しが好きです。
2009/11/28
あられ
ともだち…というタイトルに、はじめは頁を捲りながら混乱した。そのうち、そのタイトルの持ついろいろな意味が伝わってくるような気がして、目が離せなくなった。ともだち、今、どうしているんだろう???
2020/06/03
感想・レビューをもっと見る