ごめんなさい
ごめんなさい / 感想・レビュー
Kawai Hideki
イヤイヤ期に入ったからか、最近、自己主張が激しくなる一方で、素直に「ごめんなさい」が言えなくなった娘。そんな娘とも、楽しく読める「ごめんなさい」のナンセンス絵本。「他人のうちにあがりこんでご飯を食べる電車」「弾こうとすると背伸びするピアノ」「町の中を歩き回る神社の鳥居」など、「そんなやつおらんわ!」という面々がユーモラスで説教臭さをオブラートに包む一方、ちゃんと「人を傷つけたりすること」「人のものをとったりすること」も「ごめんなさい」の対象に含まれていて、なかなかやるなあ、な計らい。
2015/08/16
ふじ
文は中川ひろたかなのに、圧倒的シュールさで完全に長新太の世界観。「わるいことしたら謝ろうね」というとても道徳的な内容のはずなのに、悪さをする奴も、その内容も独特だから説教の香りは一切せずただただ愉快に仕上がっている絵本。
2022/01/29
ナヲ
「人を傷つけたときや人に迷惑をかけたときには、ごめんなさいって言わなくちゃ」謝るということを子どもにも分かりやすく、ユーモラスにかかれています。楽しみながら謝るということについて考えられる絵本です。
2017/11/02
ヒラP@ehon.gohon
ありえないシチュエーションを描きながら、どことなく人ごとに思えない自分の失敗に気づかされる絵本です。 最終的には「ごめんなさい」を言う練習ですね。 子どもたちに「ごめんなさい」を唱和してもらいたい絵本です。
2024/10/21
しぃ
説教系に思わせてまるでそうじゃないところが良い。言葉や物語でストレートに言わなくっても、読んでいる時にこんな楽しい絵本で、子どもたちにはちゃんと伝わる。それでいい。
2023/10/07
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