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たいようオルガン

たいようオルガン

たいようオルガン

作家
荒井良二
出版社
偕成社
発売日
2008-09-01
ISBN
9784032323108
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たいようオルガン / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

荒井良二 作。多数の絵本があり、ボローニャ国際児童図書展特別賞など、いくつもの受賞歴を持つ絵本作家。本書は文も絵も異色。まず文だが、「を」など一部の例外を除いて助詞がない。したがって、幼児語のような、また外国人の初学者が話す日本語のようだ。頻繁に「たいようオルガン たいようオルガン」が繰り返されるが、この偏執的なリズムが独特の文体の特徴をなしている。お話というほどのものもなく、ただひたすらにぞうバスが走っている。絵が、これまた特異で小学生の落書きのようなスタイルである。ある意味、きわめて芸術的なのだが⇒

2024/11/13

シナモン

読んでる間中、私なりのたいようオルガンがずっと鳴り響いていた。変幻自在、溢れ出る色彩の豊かさ。消し忘れたの?みたいな鉛筆書きの文字。こうでなきゃいけないっていう枠がなくて、心がだんだん解放されていくような気持ちになりました。私はもっと自由でいいんだ。

2020/07/09

新地学@児童書病発動中

天衣無縫の発想。温かみがあって情熱を感じる絵。「たいようオルガン」という詩的な言葉のセンス。隅から隅まで私の好みの絵本だった。素晴らしい絵本を読めた余韻がまだ胸の中に残っている。これからも残り続けるだろう。ゾウバスに乗って旅に出たい!

2016/04/14

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

画面いっぱいに広がるカラフルでダイナミックでハッピーな世界。リズミカルな言葉。たいようがオルガンを弾いて朝が始まった。まばゆい光に見守られゾウバスが走る。乗りたい人は手を上げて。どうぞどうぞ。乗ったり降りたり。かぜ気持ちいい。くさ生えてる。花咲いてる。山あり、野原あり。橋を渡りまーす。町あり、ビルあり。橋を渡りまーす。海あり。ボートに乗りまーす。バスは行く、どこまでも。やがて空が真っ赤に染まって、オルガン奏者は交代しても、バスは走る。乗ったり降りたり。どうぞどうぞ。どうぞどうぞ。2008年9月初版。

2016/01/17

おくちゃん✨🎄✨柳緑花紅

たいようがオルガンをひいて朝が来る。ゾウサンバスは走ります。はぁい私も乗せてって思わず叫んでしまいそう。溢れる色彩が元気をくれる‼そして走って走って夜になる。今度は たいようオルガンから、つきオルガンにバトンタッチ。夜になってもゾウサンバスは走ります。

2016/11/05

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