うたが みえる きこえるよ エリックカールの絵本
うたが みえる きこえるよ エリックカールの絵本 / 感想・レビュー
やすらぎ
この絵本を閉じて演奏が終わる頃には喝采に包まれている。奏でを描き虹に触れ、大地の泉がどこまでも流れていくように、想像力は果てしなく広がっていく。人それぞれ見え方は違うから、目の前にあるものを私が感じたままにあなたが見ているとは限らないから、お互いを尊重することが大切。悲しく苦しいときは見えづらくなるけれど、心躍るときは見えないものが見えやすくなるから、感性に強く触れることができる。今まで経験してきた楽しさがこの絵本から聴こえてくる。子どもたちのような純粋さ、喜びのかたちを確認しながら生きていけたらいいな。
2023/02/19
たーちゃん
バイオリンを弾こうとする色がない黒い人。音を奏で始めるとそこに色が付き始めます。息子にこれ何に見える?と聞きながらページをめくると、月やボール、クジラや花など面白い答えが返ってきました。子供の感性ってすごいなぁ。
2021/02/15
おはなし会 芽ぶっく
『絵本処方箋』 https://bookmeter.com/books/585825 で紹介されていた本。 著者のエリック・カールが聞こえてきた音楽は、『モーツァルト バイオリンコンチェルト作品K63』とあとがきにあったので、どんな音楽家聞いてみました。音楽に合わせページをめくると、なんとなくですが理解出来ました。音楽を聞く前と後では、モノクロのバイオリニストが、カラーになった時の感動が違いました。
2021/02/06
RX78
音楽を絵だけで表現した絵本。モーツアルトのメヌエットが聞こえてきそう。子どもたちなら、どんな作品ができるか面白そう。やってみたい。
2020/11/17
ヒラP@ehon.gohon
歌というよりも音楽だと思うのですが、様々な絵からイメージは読者に任せた不思議な絵本です。 悲しくもみえるのですが、カールさんの用いる色彩は弾んでいます。 バイオリン演奏者が一人で奏でているようですが、とてもシンフォニックな絵本です。
2017/09/19
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