ありえない!
ありえない! / 感想・レビュー
ヴェネツィア
エリック・カール作。アーサー・ビナード訳。タイトル通りに「ありえない」状況を描いたもの。例えばイヌに「おまえを かいつづけるのは むりだから」と言いわたされて、のらニンゲンになってしまったとか、どれもそんなお話。この本の生命は、なんといってもビビッドで大胆な構図と色づかいにある。いたってシンプルな絵なのに、例えばカンガルーの表情なんかも意外な微細さ。 イヌの真剣な顔つきとニンゲンの寂しそうな頼りなさ。逆転の構図が示す面白い世界を堪能できる。この絵とページごとに展開する瞬間芸とは子どもたちにもうけそうだ。
2023/08/03
starbro
『はらぺこあおむし』で有名なエリック・カールの新作絵本を読みました。ありえないシチュエーションをユーモラスにカラフルで素敵なイラストで描く楽しい大判絵本です。 https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784033485607
2021/03/29
☆よいこ
絵本。アーサービナードさん本人による読み聞かせ(最高!)で読了。エリックカール最後の作品。日本語に訳する時、原文とたいぶ(印象が)変わるのではないかと編集が心配して問い合わせをされたらしいのですが、エリックさんは「その国の言葉に合うように訳してもらえればいい」とオールオッケーだったとのこと。エリックさんは12歳までアメリカで生まれ育ちその後ヒットラー政権のドイツで教育を受け、戦後それまでの常識が覆された経験がある。だからこそ「ありえない」見たものが見かけだけでない、疑うことをしろと考えたのではないだろうか
2023/10/08
yomineko
読み友様からのご紹介本です📚全部有り得ない!!!けど点々としましま模様のチーターと虎は可愛い🐯🐯🐯汽車の煙のモクモクが🐑羊🐑だったら環境破壊もないですよね😊
2023/08/08
たまきら
読み友さんの感想を読んで。文章面白い!と思ったらアーサー・ビナードさんでした。ナンセンス&ほら度は自分忖度ですが「あたまにかきのき」を超えるものがないです。
2023/10/14
感想・レビューをもっと見る