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最後のひと葉

最後のひと葉

最後のひと葉

作家
オー・ヘンリー
米倉 斉加年
O.Henry
有吉玉青
出版社
偕成社
発売日
1992-11-01
ISBN
9784034210703
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最後のひと葉 / 感想・レビュー

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Mijas

落葉の季節。色付いた葉が数枚だけ枝に残っている木を見て『最後のひと葉』を思い出した。有吉玉青さんの訳、米倉斉加年さんの絵というのも魅力で、手にした一冊。「ヘッヘへどうじゃ」って、茶目っ気のあるベアマン老人の挿絵は、今までの私のイメージとは違うのだが、挿絵効果によって読後感が良くなった。絶望の淵にいるジョンジーをなんとか元気付けようとするスウの言葉は「自分のことを考えたくないのなら、私のことを考えてよ。」読む度に感想が変わるが、深く、悲しい愛を感じる。人は誰かによって支えられ、生かされているのだと気付く。

2015/12/08

ほりん

俳優の米倉斉加年さんの挿絵。O・ヘンリーのイベントで「米倉さんのベアマン老人は一見の価値あり」と教えてもらった。米倉さんの絵を初めて見たが,素敵だ。ベアマン老人の絵は3枚。面白い!私はこの小説を読んだとき「ベアマン老人は,非情な運命に対して最後の力を振り絞って一矢報いた」と思っていたが,米倉さんのベアマン老人にはそういう悲壮感はない。この方が読後感がよく,粋かも。米倉さん,俳優だけではなくいろいろな才能を持った方だったんですね。ご冥福をお祈りいたします。

2014/10/18

tera。

何回も読んでいて結末も知っているのに、その度に胸が一杯になる一冊。間違いなくあの作品はベアマン氏の最初で最後の傑作だと思う。

2013/11/20

まるほ

娘の春休みの課題図書を拝借。▼題名はもちろん知っていたし、あらすじも何となく知っていたつもりだったが、あらためて読んでみると、短編ながらなかなかの読後感。▼別の訳者の単行本もあるので、読み比べしてみようと思う。

2018/03/11

minimu

青空文庫にて。先日のリーガルハイスペシャルを観ていたら、読みたくなりました(笑) 『賢者の贈り物』に続き、人間のあたたかさを感じることができる素晴らしい物語。子どもができたら読ませたいなぁと思います。わたし自身も、この気持ちを忘れないように、何かにつけてまた読んでいきたい。

2014/12/01

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