風と行く者 (偕成社ワンダーランド)
風と行く者 (偕成社ワンダーランド) / 感想・レビュー
starbro
上橋 菜穂子は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。「守り人」シリーズも読み続けています。久々の「守り人」シリーズの新作、ドラマ『精霊の守り人』のテーマ曲をBGMに、【バルサ≒綾瀬はるか】のイメージで読みました。ジグロとジグロの忘れ形見が、登場すると思いませんでした。サダン・タラムの恋唄を聴いてみたいなあ♪ https://www.kaiseisha.co.jp/special/moribito/
2018/12/29
山本真一郎
読了。年末年始休暇明けに読み終える事が出来た1冊。まだ極僅かながらドラマの余韻が残っているシリーズの新作を読む事が出来たのは望外の幸せ。読み応えや読み易さ等、何処を切り取っても申し分無かったし、バルサ、タンダ、ジグロの姿を読めたのはとても嬉しかった。サダン・タラムという新しい存在も登場するものの、やはり本編を読んだからこそ楽しめる描写も随所にあったと思う。過去の回想が長かった事もあってジグロの存在感が際立っていたのも特徴的だったかな、と。著者の後書きを読む限りではもう少し新作を期待出来そうな感じだがさて。
2019/01/09
ゆみねこ
草市でサダン・タラム(風の楽人)の危機を救い、旅の護衛を頼まれたバルサ。それは、養父ジグロとの旅を振り返りながらのものとなった。ロタ王国北部の歴史の闇と関わる、壮大なファンタジー。また、バルサたちに会えて嬉しかった!「守り人」を愛する皆さん、お薦めですよ~♪
2018/12/23
雅
ファンタジーに浸れる旅があり、優しさと愛情に触れる事が出来る。
2019/03/25
chimako
16歳のまだ子どものバルサとともに行くジグロの想いを強く深く感じた一冊。護衛士としてサダン・タラムを守る二人の活躍。そこで成長するバルサはサダン・タラムの頭と想い合うジグロに一抹の寂しさを感じる。そして20年後、また縁有ってサダン・タラムの新しい頭を守ることになったバルサとそこに隠された秘密。護衛士として生きるということの意味。今はもういなくなってしまったジグロへの尽きぬ愛情と感謝。人の心は危うく簡単に翻弄され蹂躙される。真実は都合よく書き換えられ上書きされて人の心に残るがそれもまた真実。面白かった。
2019/02/13
感想・レビューをもっと見る