水まきジイサンと図書館の王女さま
水まきジイサンと図書館の王女さま / 感想・レビュー
旅するランナー
デフ·ヴォイスシリーズのスピンオフ。小学4年生の美和ちゃん(主人公の手話通訳士アラチャンの再婚相手の娘さん)と場面かん黙症の英知くんが大活躍。ゲロ吐き猫さんと、図書館本の栞探しなどの事件解決に叡智を結集します。児童書にはなってますけど、その美しく和やかな世界に、大人もしっかり感動できる良書です。
2022/10/02
いつでも母さん
この装画のイメージで皆さんはもうお分かりですね。そうです。『デフ・ヴォイス』シリーズのスピンオフ作品。美和ちゃんと英知君が主役で児童書の扱いのようですが、なんの!大人が読んでも面白く、何故か「ホームに帰った」気持になってしまう。子供たちは成長する。この二人だけじゃない「みんなみんな優しい大人になってね。」って願ってしまう私だった。
2022/08/02
昼寝猫
『デフ・ヴォイス』シリーズの児童書。小学生の美和の視点で進み、新井家の家族や英知くんが出てくる。美和の周囲で起きる小さな謎を英知くんが解明していく。聾者の問題も扱うが児童書なのであまりハードな描写にはならない。物語は面白いのだがデフ・ヴォイスの世界を無理に児童書化した部分も感じた。私はデフ・ヴォイスシリーズを読んでいるから面白かったが、初めてこの本を読む小学生が聾者の世界観を把みきれるだろうか?児童書は独立した立派な文学なのだから児童向けの翻案ではなく、一から児童書としての物語を紡いでほしいと思った。
2024/06/08
mint☆
デフ·ヴォイスシリーズのスピンオフ作品。日常生活で起きた事件を小学4年生の美和ちゃん目線で友だちの英知くんと一緒に解決していきます。児童書だけど大人が読んでも面白い。巻末にイラスト付きの手話が載っていてわかりやすく、家族で一緒にやってみました。
2022/12/08
おしゃべりメガネ
手話通訳士が主人公の作品で話題となり、読メでもお馴染み『デフ・ヴォイス』シリーズからのスピンオフ作品で、作者さん初の児童書となります。主人公となるのは、本シリーズの主人公「荒井」の義娘となった「美和」と場面緘黙症を患う「英知」の二人です。二人は小学四年生で、人前で話すコトが難しい「英知」は何故か手話でなら話せるので、「美和」との会話も手話で行います。そんな二人が日常で遭遇する、ちょっと不思議な出来事を解明していきます。「美和」と「英知」のまっすぐで、ピュアな様子にひきこまれ、児童書とは思えない作品です。
2023/09/19
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