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バンドガール! (偕成社ノベルフリーク)

バンドガール! (偕成社ノベルフリーク)

バンドガール! (偕成社ノベルフリーク)

作家
濱野京子
志村貴子
出版社
偕成社
発売日
2016-07-20
ISBN
9784036490202
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バンドガール! (偕成社ノベルフリーク) / 感想・レビュー

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真理そら

小学五年生の沙良は全く経験がないのにドラムを担当してバンドを組むことになった。1年後の発表会をめざして日々練習に励む子達の物語かと思ったら、天災や原発事故で国土が荒廃し影響の少なかった北海道に首都があるという近未来小説だった。状況は社会派っぽいが、マスク帽子は手放せず、外で遊ぶこともできない環境下であっても青春の入り口の子供たちは環境に順応して元気いっぱいだ。どんな状況でも日々の暮らしを大事にして生きれば未来は明るいという気分で読了。

2024/03/29

ひめありす@灯れ松明の火

ちょっぴり未来の、今にも絶滅してしまいそうな。だけど普通の女の子四人。今のジュブナイルが疎かにしがちな受けや萌えを狙わないのに甘酸っぱい小説。一応男の子も出てくるけれど、全く色恋に発展しないという健全さ。主人公の子がギターやボーカルではなくドラムでメンバー入りすると言うのがなんとなくいいなと思いました。世界の状況がなかなか明らかにならないので、これは一体どういう事なんだろう?と考えながら読み進む。忘れられた歌が、忘れられない歌に、そして忘れなくてもいい歌に、もっともっと皆が覚えて居て歌える歌になります様に

2016/09/15

みー

図書館本。近未来のお話とあるが・・本当にこんな事が近い未来に起きたら怖いな・・。大地震と噴火・原子炉の破壊が立て続けに起こり、首都が北海道に移ってしまった後の、関東圏で生活する子供達のお話。関東に住む人そのものの数も減り、子供も減少。それでも子供達は日々の生活を充実させるべく、様々な事に前向きに取り組んでいた。この物語ではバンド活動にはまっていく少女が描かれている。過酷な現実でも、彼女達は生まれた時から、これが現実。それでも日々を前向きに生きていく姿が力強く描かれていたと思う。

2017/04/24

頼ちゃん

近未来という設定がかわっているけど、それなくてもいい感じ。軽めだけど、読みやすくて小学生にはいいんじゃないかな。

2018/10/15

ぴょこたん

濱野さんの新刊。表紙・挿画は志村貴子さん。北海道が首都となんた近未来。関東に住む小学5年生の沙良は未経験のドラムを担当するバンドに参加することに。 311後の濱野さんは震災や平和、死をバックボーンににした作品を書かざるを得ない心理なのだろうか。この作品もそうだった。単純なバンド少女の話ではなくなったが…う~ん。楽しめたのだけど、濱野世界に没入はできないくらい軽く読めてしまった。

2016/09/22

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