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ひこぼしをみあげて

ひこぼしをみあげて

ひこぼしをみあげて

作家
瀧羽麻子
今日マチ子
出版社
偕成社
発売日
2022-11-14
ISBN
9784037274504
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ひこぼしをみあげて / 感想・レビュー

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☆よいこ

児童書。YA。『たまねぎとはちみつ』 https://bookmeter.com/books/13186622 の続編だけど、おじさんも俊太も出てこず▽中学に入学した長谷川千春(ちはる)は、星好きの那彩(なさ)に誘われて天文部に入部した。先輩たちや那彩が星の話題で盛り上がるのをみて、千春はなんとなく寂しい気持ちになる。本当の仲間になれるか不安だった。だけど那彩が素直な気持ちで話してくれて、千春も天文部で楽しくやっていけそうだと思う。千春は、無口な片瀬先輩が気になる▽爽やかな青春ストーリー。合宿とか楽しそう

2023/03/05

Ikutan

『たまねぎとはちみつ』の姉妹編。内気な小学生だった千春が中学生になり、友達の那彩に誘われ天文部に入部。活動や人間関係に問題はないけれど、天文に詳しい先輩や那彩にちょっと物怖じしてしまう千春。プラネタリウムや合宿、文化祭..。天文部の活動を通して徐々に自信をつけ成長していく千春の姿が、今回も今日マチ子さんの優しい挿し絵と共に描かれる。散りばめられた天文の知識に、私もプラネタリウムに行きたくなってしまったよ。甘酸っぱく、ちょっと苦い初恋も経験した千春。高校生になった千春にも会いたいな。

2023/02/03

ぶんこ

中学生になり親しくなったクラスメイトの那彩に誘われて天文部に入った千春。他の部員は星に詳しく、自分だけ初心者なので気おくれしている。学園祭でプラネタリウムを自作する部員たちが素晴らしい。アルミホイルに何千という星を明るさに合わせた大きさに穴を開けていくのには驚きました。先輩への片思い、その先輩が思いを寄せていたのは天文部顧問の葉山先生。中学生らしい繊細な心の揺れ動きが新鮮でした。地域のプラネタリウム、一度も行ってなかったので、急に行きたくなりました。

2022/12/22

真理そら

もどかしいくらい内気な千春の1年間。中学校に入学して友達に誘われるまま天文部に入部、他の部員に比べてあまりにも初心者の自分に引け目を感じたりしながら少しずつ成長していく様子が淡々と描かれている。千春はひこぼしを見上げているけれどひこぼしはおりひめを見上げているんだね、初恋とは淡いものなのかも。これは続編らしいので千春の小学生時代のも読んでみよう。

2024/04/10

よこたん

“星に見とれることは、片想いにちょっと似ているかもしれない。絶対に届かないとわかっていても、つい手をのばしてしまう。だって、すごくきれいだから。” 前ぶれもなく不意にこぼれる涙を、見ているのは今ここの星々だけ。だから、心置きなく泣いてもいいんだよ。『たまねぎとはちみつ』の姉妹編だったけれど、前作忘れてても問題なしだった。小学生だった千春が中学生に。少しずつ行動範囲も人間関係も広がっていく。友達付き合い、天文部の仲間たちとの交流。悶々とすることはいっぱいあるよね。『うさぎパン』っぽい雰囲気が好みだった。

2023/01/21

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