夜はライオン
夜はライオン / 感想・レビュー
みー
小学6年になるのに、未だにおねしょに悩まされている少年。外では、優等生で通っている彼は、自我とのギャップに思い悩み、目前に迫る修学旅行に参加すべく、おねしょ対策に奔走する!彼の必死さがものすごく伝わってくる。母親も協力的なのだが・・何で病院に連れて行かないのかなーと思う事も・・。ただ、やたら「おち〇ち〇」やら陰毛やらの表現が多すぎのような気がして、頂けなかった!しかもその表現が妙にリアルで、そこっている?って疑問に思ってしまった。
2017/05/11
リノン
2014年千葉県課題図書で小学生高学年向けの本です。タイトルから物語が想像できず、読んでみました。小学6年生のマサが主人公。野球部のキャプテンでもあり、児童会長でもあり、地区の子供会長でもある優等生なのに一番の悩みは”1泊2日の修学旅行で、おねしょをせずに乗り越えられるか”どうか・・・。お母さんと一緒に真剣に対策を考えている様子に、ププッと笑ってしまいました。私の家や親族が女系家族だったので、せきららな自宅での男の子の様子はとても新鮮です。これを読んで女の子は感想が書けるのかなぁ。
2014/09/08
iku
小学五年のマサは、成績優秀で、野球チームではエース、次の児童会会長にも決まっている。でも、マサにはいまだにおねしょをしてしまうことを、秘密にしている。六年生になって5月にある修学旅行を乗り切るために、果敢に立ち向かう・・・。これまでの人生と、これからの人生をかけた夜・・・って、小学生のばかみたいな、用意周到さが、微笑ましい。
2014/02/14
ぴょこたん
児童会長で野球チームのエースでクラス一の女子にももてる選ばれし者であるマサにも弱点があった。それは…おねしょ…。修学旅行を約1カ月後に控え、涙ぐましい対策が取られてきたが、結果はいかに? う~ん、私も小学生の頃は人に知られたくない悩みだらけだったよ。プライドが高くコンプレックスが多かったもんで。 おねしょ対策の涙ぐましい努力の場面ではあまりに健気過ぎて爆笑。私は大人になれてよかったよw 勿論それ以外の心理描写や人間関係も良く書けている。 長薗さんの今後も注目です。
2013/07/21
ぱせり
とりとめがない会話。でも大切な時間を共有する、少年二人のあの夜がとてもよい。全然爽やかではないし、このあとどうなるかわからない。でもそれでいいんだ。事情も聞かない話さない。互いによりかかり合うことなく二人並んでいる。重たい空気の中で輝いている。(本当は一人踏ん張っているあの子がとても気になるのだけれど)
2014/08/25
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