絵物語 古事記
絵物語 古事記 / 感想・レビュー
KAZOO
絵本なのでしょう。1ページに必ず絵が描いてあります。古事記ものがたりの昔話にこのような単色の絵がぴったり合う感じがします。絵本作家の富安陽子さんが古事記をわかりやすくつむいでくれています。山村さんの絵がぴったりの感じで本当はかなり難しく結構残酷な部分もある物語をやさしく語りかけてくれます。いい本です。
2019/01/20
mocha
富安陽子さんが子ども向けに丁寧に再話。雰囲気のある絵も具体的にイメージする助けとなっている。神様たちの名前はおとなでもなかなか正しく読めないものだが、全部カタカナ表記にされるとそれはそれでとても読みづらいものだなあ。
2020/08/09
ムーミン
いにしえの日本人の想像力、日常の思い、大切にしたいと思っていたこと‥物語の向こう側にいろいろなものが垣間見えて、面白い読書になりました。
2022/04/07
HMax
小学生の副読本にしてほしい。私も含めギリシア神話は知ってても日本の神話を知らない日本人が殆どでは? 天と地とが分かれ、高天の原にアメノミナカヌシが最初に現れた。それから最後に現れた二柱の神様イザナキ、イザナミの神様が最初に作った島が「オノゴロ島」、この響き、何となく可愛い。個性豊かな神様がたくさん登場する古事記上巻の神様の物語。
2019/01/27
よこたん
“ここに描かれる神さまたちはみな、悩んだり、泣いたり、怒ったり、美しい娘にひと目ぼれをしたり、兄弟でいがみ合ったりーー。” 黄泉の国のイザナミ、ヤマタノオロチ、いなばの白兎、海幸彦山幸彦など、バラバラと知っている話がつながっていくのが楽しい。語りかけてくるような文がとても読みやすく分かりやすい。更に全ページにびっしりと描かれた山村さんの絵の闇を孕んだような迫力に引っ張られる。ただ、かなしいかなカタカナ表記の神さまたちの名前が、なかなか頭に入ってこない。名前と事柄を線で結ぶ問題が出たら、まずアウトだな。
2018/04/15
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