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怪談実話コンテスト傑作選 お不動さん (MF文庫ダ・ヴィンチ)

怪談実話コンテスト傑作選 お不動さん (MF文庫ダ・ヴィンチ)

怪談実話コンテスト傑作選 お不動さん (MF文庫ダ・ヴィンチ)

作家
稲川淳二
一柳廣孝
加門七海
東雅夫
福澤徹三
出版社
KADOKAWA/メディアファクトリー
発売日
2014-04-24
ISBN
9784040667201
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怪談実話コンテスト傑作選 お不動さん (MF文庫ダ・ヴィンチ) / 感想・レビュー

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HANA

怪談実話アンソロジー。様々な公募作品から選ばれているわけだけど、それぞれに特色がある。ただ特色があるというのと怪談として面白いというのは別の問題。戦前の探偵小説を模した物とか昔の花柳界の話とかそれはそれで興味深いんだけど、怪談の怖さ面白さとは違うと思う。巻末の選考座談会も作家中心だから文章に拘っているのはわかるんだけど、そのせいかストーリーがおざなりになっている気がする。実際呪縛になっているという『「超」怖い話」とかと比較してもネタ的には弱いものばかり。あれらより悪い意味で脱しちゃってるような気がするし。

2014/07/19

澤水月

大賞の宮城の拝み屋さんとても上手い…が、とにかく85歳応募者に全て持ってかれる!「哀れ腹中の血液を巻き付けた若い春名のハラワタが…」「見上げる男のスペルミンを一気に倍増させる神秘な尊い女の姿。T帯も乳パットも取った…」語尾「喃(のぅ)」、漢字洪水と妙な塩梅で混じる外来語、血みどろ臓物大炸裂!(福澤氏「昭和の平山」。大正エログロや夢野久作かと個人的には)脳内に伊藤彦造かシグルイ山口貴由挿絵浮かぶ。応募作は審査員進言入るだろうが入らない2作目が特に凄い、怪談なのに高飛び込みフェチ?!この方のどんどん読みたい…

2014/05/05

arisaka

納得の大賞、郷内さんが図抜けすぎてる。しかし、じい怪談すごい。目が滑って、なかなか読むのが大変でしたが、妙な迫力と熱気に当てられる。

2016/08/24

ぶうたん

少し長めのせいか、怪談実話と言うより怪奇小説に近い印象で読み応えがある。中では中学生の作品が今ひとつなのと、大正生まれの著者の作品が異様だったのが印象深い。他は割合と普通に楽しめる。サイトを見て知ったのだが、怪談実話コンテストも幽文学賞も昨年で終了していたらしい。Meiも3号雑誌で終わっちゃったし、ビジネス的には爆発的に売れるものではないし台所事情は厳しいのかな。でも怪奇党としてはやはり寂しいので、せめて幽だけでも末長く続いて欲しいものだ。

2016/07/23

パブロ

ううぅっ、全然面白くない…。選考委員の東雅夫はまえがきで、「これまで怪談実話コンテストやってきた甲斐があった」みたいなことを言っているけど、やればやるほど質が落ちているような気がするのは私だけ!? だって、書き手は読んでいる私を怖がらせようとしてないんだもん! 「こんな体験しちゃった」「私、見える人だから」っていう自己満足&オナニー文章ばっかり! サビだらけのナタでゴリゴリやられるような粗削りの不気味さが感じられないんです。そう考えると、このコンテスト出身者の黒木あるじってある意味スゴい存在だよな〜。

2014/05/28

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