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ワンルーム・シーサイド・ステップ

ワンルーム・シーサイド・ステップ

ワンルーム・シーサイド・ステップ

作家
DAOKO
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-08-10
ISBN
9784040693316
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ワンルーム・シーサイド・ステップ / 感想・レビュー

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おかだ

なんとなく手に取った。『打上花火』で人気急上昇、DAOKOのエッセイかと思ったら小説だった。渋谷の隅っこで初めての一人暮らし、恋と芸術での自己表現に明け暮れる少女の成長物語。彼女の『ShibuyaK』という歌とも重なるところがあり、やはり彼女の実体験的なところが多く占めているのかなぁと感じた。青くて刹那的だけど、その場その時を精一杯生きてる今風の若者の姿が刻まれている。終盤が駆け足、というか詳細な表現を避けた感じが、己の中で消化しきれてない生傷のように思えてまた妙にリアルだったりした。

2017/11/07

るっぴ

DAOKO作品、初読み。イラストレーターの渚が同じアパートの良仁に惹かれ、けなげに頑張っている姿に好感を持ちながら読了。

2017/09/17

m♡

「楽しい記憶ばかりとは言い切れない、なのにいまだにどれもきらきらとしている。」今は有名映画の主題歌にも抜擢されているDAOKOが私は昔からずっと好きで、だから本屋でそれを目にした時、真っ先に手に取りました。何の予備知識も持たずに読んだので恋愛の要素が強く入ってることに少々驚いたけれど、読み終えて強く感じたのは共感。彼女は共感してほしくて執筆したわけではないことはわかっていても、私は主人公にどこまでも共感できました。実在する場所や歌が出てくることときらめく言葉たちの間に揺られて、現実味を帯びた不思議な世界観

2017/08/21

t0g

daokoの歌詞好きなので読んだ。 文章的には若さというか、青臭さみたいなのが目立って読みにくいところがあったけれど、それがむしろいいエッセンスになっていて初々しい。 本職作家じゃないから、これからも書くのかわからないけれど、書いてほしいと思った。 センスが凄まじい

2017/10/28

かす実

DAOKOの音楽が好きだ。インディーズ盤からほぼ全部聴いている。たぶん、私の生きるテンションにマッチするからだと思う。読んでいて「どこまでが本当の話なのだろう」と思った。というのも、彼女の音楽の歌詞と重なる部分が幾箇所もあったからだ。DAOKOの描く絵も、この小説も、リリックも、ぜんぶ彼女の「渚の時代」を切り売りして生み出されたものなのだと思う。また、よく絵を描く人だからだろう、ひとつひとつの物への描写が丁寧で ほぼすべての名詞になんらかの修飾語がついていた。そのため物語が映像のように心の中に残っている。

2018/07/18

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