弾正の蜘蛛 (新時代小説文庫)
弾正の蜘蛛 (新時代小説文庫) / 感想・レビュー
つーこ
前回の自分の感想がイマイチだったので、ちょっと寝かせてそろそろ読み返してもいい時期かと思い再読した。が、やはりそうでもなかった。必要以上にドラマチックな描き方だが内容が薄くて全く心に残らない。弾正の何が描きたかったのか?二度目も分からず。
2020/02/23
如水
ラノベファンタジー作家の歴史小説です。松永久秀が主役ですが、斎藤道三に拾われ・・・て所からもう歴史小説では無い。斎藤道三の国盗りは二代に渡ってされた、と言うのが今の通説ですから書かれてた時には御存知のはず。話はファンタジー✖️ラブ✖️多少ミステリみたいな感じ。しかし『蜘蛛を抱いて死ね』の蜘蛛がそれだったとはね・・・久秀の生涯に沿った書き方はされてますが、う〜ん・・・話は面白かったですよ。ただなんと言いますか、僕にはしっくり来なかったッス。とゆ〜事で歴史小説の本棚には入れないでおきます。
2017/10/17
つーこ
あまり知らない松永弾正の話なので、もう少し普通の歴史小説が読みたかった。謎が多い弾正の人生。裏切りや暗殺など、その暗く深く秘められた想いを一緒にたどってみたかったが、どうもオカルト色が強くていまいち掴めなかった。残念。
2014/06/25
イトノコ
将軍足利義輝を弑し、信長に降った松永久秀。彼は信長に、若かりし日の斎藤道三との出会いと、「蜘蛛を抱いて死ぬ」と言う予言の話を語る。/うーん、久秀にとっての「蜘蛛」などアイデアは面白い部分があるが、今ひとつ詰め切れていない。久秀と行者の関係や、久秀の行動理念などがなんとなくの雰囲気で押している感じ。前半はエピソード中心で話が進むのに、後半は地の文での説明が増えて内容が薄まるのも残念。繰り返すがアイデアや雰囲気は良い部分があるので、木下さんあたりがうまく調理すれば化たかなー。
2023/04/30
ウィズ
戦国一の大悪人の松永久秀を著者なりの新たな視点で捉えた傑作です。
2014/12/10
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