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遊郭医光蘭 闇捌き(一) (角川文庫)

遊郭医光蘭 闇捌き(一) (角川文庫)

遊郭医光蘭 闇捌き(一) (角川文庫)

作家
土橋章宏
宇野 信哉
出版社
KADOKAWA
発売日
2014-12-25
ISBN
9784040704395
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遊郭医光蘭 闇捌き(一) (角川文庫) / 感想・レビュー

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やま

遊郭医光蘭 闇捌きシリーズの1作目。2014.12発行。字の大きさは…小。雪隠斬り、高貴な客、女の尻尾、花魁爆発、女湯の5話。緒方洪庵の適塾で医学を修めた元加賀忍びの宇田川光蘭が、手術で失敗し遠島になる。小伝馬町で刺青を入れられ、それゆえ吉原でしか働く場所がなく遊郭医となった凄腕の医師の活躍を描いた物語。此度は、遊女のお尻から尻尾が出て狐だと騒がれて捨て鉢になった女が、男達に一緒になる旨を書いた起請文を渡し…。光蘭が診ると腸が肛門から出た脱腸であったなど、5話とも今までと違った発想で楽しませてくれます。

2020/04/25

海猫

ひたすら読み易く、それがそのまま面白さになっている。収録各5編短いもののお話がしっかりしており、診療譚、人情話、推理もの、必殺といったテイストが散りばめてあって楽しい。このフォーマットの繰り返しだけでも良いと思うが最後にちょっと展開を広げてきた。さてここからどう持っていくのか?そのへんは2巻にて。

2015/11/06

そうたそ

★★★☆☆ 軽く読める時代物である。いきなり「(一)」と書いてあるということはシリーズ化確定ということだろう。とにかく読みやすいし分かりやすい。時代物が苦手な人でも、難なく読めるような文章に、難しく考えることなく読めるような勧善懲悪もののストーリー。読み終わった翌日には内容をほとんど忘れていそうなストーリーではあるが、気楽に読めるという意味ではたまにはこういう作品もいいだろう。何となくミステリ色の強い時代小説版ブラックジャックという感じ。読み心地がいいから、きっと第二巻が出ても読むだろうと思う。

2015/03/04

真理そら

薬売り兼忍びの者の家に育ち適塾で蘭法を学んだ優秀な医師光蘭はひょんなことで罪人になり佐渡帰りとして吉原で医師をやっている。石田散薬を売る土方さんや腕の立つおおらかな坂本さんが登場する。初恋の相手は溶姫。「闇捌き」なので医学知識をフルに活用して悪人を捌く。「赤ひげ」と「北村宗哲」を足したようなキャラクター。禿の春日と猫らしい猫フクがかわいい。

2017/12/22

ゆずぽん

吉原遊郭の医者、光蘭のお話。254頁に5つのお話が入っているので起承転結が速くてサックリ読了。遊女の病気を治すかたわら、公儀が裁けない悪を闇で捌く。必殺仕置き人みたいで面白かった。すでに2巻が出ているようなので、近々読んでみたいと思います。

2015/03/30

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