新たなる敵 はじめました (FUJIMI SHOBO NOVELS)
新たなる敵 はじめました (FUJIMI SHOBO NOVELS) / 感想・レビュー
藤崎
神坂一の描く、イマドキの王道魔女っ子・・・の、裏舞台。真面目に侵略に来た宇宙帝国の幹部が、現地で行われる魔女っ子の戦いにうっかり介入したのが運の尽き。ふわっふわな世界観に否応なしに巻き込まれ、基本ゆるくて時々シビアな魔女っ子の日々を不本意ながらメタ側から支える羽目になっちゃうお話。しかしこれ、ドタバタ被害の半分はまほうの国からだとして、残りのトラブルの原因は自前の全能翻訳機ですよねってか自爆かおい。そんな感じで、流石にベテランらしくメタネタ込みの茶番話として、軽いノリで上手い具合にまとまっていたと思います
2015/05/21
滝壺
最近よくある魔法少女に敵対する組織な話。相変わらず読みやすい感じにまとまっていて良し。メタ的視点の使い方がうまいよなぁ。「猫はかわいい」は宇宙の法則!
2015/05/29
ともひろかただ
考えてみれば俺に読書の世界を啓いてくれたのは中学生のときに読んだ『スレイヤーズ』だったかもしれない。そういう意味では、神坂一という作家は俺にとって神と言える存在です。そんな作者の新作は、魔法少女とそれを狙う敵が大勢潜むクラスに、転校生としてやってきた“新たなる敵”が主人公。ややこしい設定ですが、90年代ライトノベルの大家だけあって、一般小説の文法を無視してまで作る“読みやすさ”は流石。でもノベルスの判型で売るなら、もうちょい対象年齢上げても良かったかもなぁ。中学生の頃読んでいた俺も今年で30歳になります。
2015/06/24
matsukz
久々な神坂さん。 魔法少女の王道に対する疑問は賛同します。=おっさんってことなんでしょうけど。
2015/06/06
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