冴えない彼女の育てかた 10 (ファンタジア文庫)
冴えない彼女の育てかた 10 (ファンタジア文庫) / 感想・レビュー
スズ
サークルメンバー+詩羽先輩・英梨々で熱海へ合宿に行くことになった倫也たちだったが、そこに紅坂朱音が現れて……。部分的には認められている英梨々に対して、徹底的に自分の子供(作品)を貶されながらも、最後の最後まで涙を堪えていた詩羽先輩と、彼女の隣に変わらず立ち続けている英梨々に泣ける。普段何気なく読んでいるラノベやアニメ、ゲームなどもそれを作っている人が血反吐を吐きそうなくらい苦悩しながら、必死に絞り出して作り上げたものだと思うと、安易に貶したりするのは失礼だと感じた。最後の2ページで安心して笑ってしまった。
2016/09/28
まりも
ぼくのかんがえたさいきょうのギャルゲ作り物語の第10弾。詩羽先輩達と一緒に夏合宿に行くところから始まる話。今回は詩羽先輩のターンという事で、彼女の魅力をギュッと詰め込んだ感じの内容になっていますね。これで口絵が本編でもちゃんと実現されてたら、ワシはもう満足すぎてお腹いっぱいじゃったのに(笑)若干のマンネリ感は否めませんが、毎回キャラの魅力を引き出しながらしっかりと進めていく丸戸先生の安心安定のクオリティは流石の一言。ラスボスさんの最後の台詞が何よりも印象に残る回でした。次巻はどうなるのかなぁ。
2016/07/20
シータ
第二部になってから空気気味だった詩羽先輩回。だったのだけど、詩羽先輩が可哀想すぎて辛かった。合宿先に紅坂朱音が現れたシーンはダースベイダーのテーマ流れましたわ……。紅坂朱音さんマジ鬼すぎる……。あんなボロクソに言われたらそら泣くわ。倫也の前では泣かなかっただけでも偉いですわ。倫也のシナリオで励みというかカンフル剤になって詩羽先輩がクリエイターとしてまた一つ成長できて良かったです。あとエピローグの詩羽先輩可愛すぎた。
2018/06/09
よっち
加藤と英梨々の和解を経てようやくゲーム制作に専念できると合宿へ向かう倫也たち。だがそこに英梨々・詩羽に参加し、さらにラスボス・紅坂朱音まで現れる第十弾。ヒロインたちとの楽しい(?)雰囲気を粉々に打ち砕いた紅坂朱音の凄まじいダメ出しには圧倒されましたが、傷心の詩羽のために奔走する倫也を支えるヒロインたちにもそれぞれ存在感があって、紆余曲折の末に乗り越えた詩羽だけでなく倫也自身にとっても大きなターニングポイントになりそうですね。赤裸々な詩羽シナリオに密かにハマった彼女のエピローグにはニヤニヤしてしまいました。
2016/07/20
オセロ
夏休みになり、出海ちゃんの発案で旅行に出かけた倫也達。 現存のサークルメンバーに加えて、英梨々や詩羽先輩を交えて旅行を楽しみつつもゲーム作りを進める倫也の前に有名ゲームクリエイターの紅坂朱音が現れ、一波乱起きる今回の物語。 ゲームの修正箇所を直ぐ直す英梨々に対して、なかなか上手く出来ない詩羽先輩。そんな詩羽先輩をやる気にさせる作戦は、英梨々と恵を仲直りさせたものと殆ど同じものでしたけど、愚直なまでに倫也が詩羽先輩を思う気持ちが届く展開にはグッとくるものがあって、詩羽先輩の今後の活躍が楽しみです。
2022/06/23
感想・レビューをもっと見る