グランクレスト戦記 8 決意の戦場 (ファンタジア文庫)
グランクレスト戦記 8 決意の戦場 (ファンタジア文庫) / 感想・レビュー
スズ
遂に条約の盟主となったテオが大陸南部からヴァルドリンドの牽制を行い、大陸北部での連合君主ルクレール伯の孤軍奮闘と、ファーガルドとメディニアの条約加盟により大陸最強のヴァルドリンド重装騎士団に何とか拮抗する条約軍。武力による大陸統一を進めるマリーネを止めるべく、テオは連合盟主アレクシスに謁見するが…。愛する女性を傷付ける事に怯え剣を取る事が出来なかったアレクシスの覚醒が熱く、まるで絵画を描く様に勝利を描き切る戦場の芸術家のような姿に最高に痺れました。アニメ化されなかった二国の条約加盟を描いた戦も面白かった。
2018/08/26
如水
主人公が激闘を制し【条約】の盟主になった所から…ですが、この巻はアニメでは冒頭1分位?でサラッと片付けられた内容が一章分使って描かれてます。なんて贅沢なんだ😂クルート卿。そして内容もチョット違う。クルート卿の男っ!な面が垣間見れた話でした。そして二章は『ポンコツ君→作者が前巻の後書きで書いてた』が覚醒。二章の題も【覚醒】その覚醒っぷりと言やぁ…これもっと前に気付いてたらこんな戦乱無かったんじゃね?と思う位💧そして今回の外伝は外伝になるのか?と思う位に今巻に関係に有る内容で全部ひっくるめて面白かった‼︎
2018/07/10
よっち
ダルタニア太守ミルザーを討ち取ったことで、ついにアルトゥーク条約の盟主として認められたテオ。戦争を推し進める同盟を抑えるべく、第三勢力となって連合と同盟の和解による大戦終結を目指す第八弾。終結に向けて物語が大きな転換期を迎える中で、その狭間に生まれてゆく登場人物たちが迫られる難しい決断とその生き様、愛憎劇は、そのひとつひとつがとても印象的でした。テオの熱い想いに打たれてマリーネを救うために参戦を決めたアレクシスが見せた姿はや意外でしたけど、思うところに真っ直でブレないテオとシルーカの今後がても楽しみです。
2016/11/21
まるぼろ
さて今巻は大きな流れの前の前哨戦と言った所、今巻に限ればテオ達があまり表立って動かない分、ルクレール伯クルートがメインの話だった様に思えました。そのクルートにしても壮絶な最後でしたが、ああいうキャラは好きな部類なので何とかして生き延びた後にテオ達と共闘してくれる姿というのも見た見たかったと思いました。その他にもウルリカの件や、何より本編の後にあったカタリナやニーナ達の決断が、この後の展開にどう影響を及ぼすのか先が楽しみです。そして次巻はいよいよアレクシスとマリーネの激突と、そして…ですかね、楽しみです。
2019/03/16
まりも
グランクレスト大戦終結へ向けて、物語が大きく動き出す第八弾。条約盟主となったテオ、連合盟主アレクシス、同盟盟主マリーネ。三人の盟主たちが、激しい戦いに身を投じる話。いや毎回思うけど密度がスゴい!展開に一切の無駄がないというか、常に見所しか無いので今回も夢中になって読み進めました。アレクシスに檄を飛ばしたテオ、最愛の人のために嫌いな戦地へ赴いたアレクシス、勇気と愛情を示したクルート。どいつもこいつも熱く、そして最高にカッコ良かったです。リプレイ組の本編参戦も嬉しいサービス。アニメ共々今後が更に楽しみやわ。
2016/11/19
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