ロクでなし魔術講師と追想日誌7 (ファンタジア文庫)
ロクでなし魔術講師と追想日誌7 (ファンタジア文庫) / 感想・レビュー
よっち
突如セリカが開催したグレンの花嫁コンテスト、追試に合格するまで苺タルトを食べられなくなったリィエル、見栄っ張りで金欠になったイヴの秘密の仕事、未来で遭遇したグレンと彼女の子供たち、特務分室のクリストフ目線のエピソードが描かれた短編集第七弾。ドタバタコメディ的な展開の中でも覚悟を決めたルミアとか、彼女の苺タルト中毒は気になりましたけど、三人まとめてのエピソードになりがちな彼女たちに比べて、今回もさりげなく着実にポイントを稼いでるイヴの猛追ぷりが凄まじいですねえ…クリストフから見た特務分室は興味深かったです。
2020/10/17
nishiyan
ドラゴンマガジン掲載の4編に書き下ろし1編が加わった短編集第7弾。「最強ヒロイン決定戦」はルミア回。彼女のグレンへの葛藤が描かれている。「さらば愛しの苺タルト」はリィエル回。ハーレイ先生との死闘?は笑える。「秘密の夜のシンデレラ」はイヴ回。初めてのアルバイトに挑むイヴと奇妙な協力者のおかしな日々が面白い。「未来の私へ」は未来に飛ばされた三人娘の話。彼女たちの娘が自身の願望を反映したキャラなのは興味深い。「特務分室のロクでなし達」はクリストフの回想。ベストメンバーだった頃の特務分室の活躍に涙。次巻に期待。
2020/10/23
真白優樹
セリカが突然グレンの嫁を募集したり、金欠なイヴが夜のお店でバイトしたりする中、三人娘が未来の可能性を垣間見て特務分室の絆が描かれる今巻。―――愛が導く可能性の先、そこに待つ未来の形とは。 本編の終焉が近いからか、未来の可能性を模索する話も多めな今巻。全体的にシリアスやってる暇はないと言わんばかりにコメディしている巻であり、本編との温度差が凄まじい程に泣けるほどに笑える巻である。さて、このコメディ時空な脇道の隣、最終決戦に突入しつつある本編の戦いの行方は何処へ向かっていくのか。 次巻も勿論楽しみである。
2020/10/22
しぇん
オーウェルは出しているだけで何でもありになるのがズルいですね。イヴさんの脅威に震えるルミアとサバンナでは死んでそうなシスティーナも面白かったです。
2020/10/24
リク@ぼっち党員
表紙の花嫁姿に違わずラブコメ要素多め。ルミアが遠慮しなくなって、グレン先生を振り向かせようと頑張る姿がいいね。王道なラブコメしてる。…まあ、それを横から一気に突き抜けた女がいるわけだが。一方的に知ってる終わり方がずるいなぁ。そして娘たちの性格が真逆なのは、同じ方向では敵わないと認めている証なのかな。それでも振り向いてほしいから逆方向に振り切った、とか考えるとニヤニヤしちゃうな。やはり罪な男よ。あとオーウェル完全にドラ○もんだ…。描き下ろしは特務分室。シリアス続きだったので、彼らのこういう話が読めて嬉しい。
2020/10/17
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