ロクでなし魔術講師と禁忌教典19 (ファンタジア文庫)
ロクでなし魔術講師と禁忌教典19 (ファンタジア文庫) / 感想・レビュー
よっち
姿を現した魔王から逃れ、導かれたのは超魔法文明時代。失踪したセリカを取り戻すため、グレンとシスティが伝説の時代を駆け回る第十九弾。ラ=ティリカが語る超魔法文明時代の現状。圧倒的実力差を突きつけられる中でグレンたちが下した決断。まあこれしかないよなあというお約束の展開でしたけど、システィにもまた重要な出会いがあって、何よりグレンとセリカの師弟共闘とその結末にはじーんと来てしまいましたよ…。不在の間に現代でも状況が動いていたみたいですけど、新たな力も手に入れたことで魔王との最終決戦がどうなるのか楽しみですね。
2021/06/18
しぇん
ここにきて過去の伏線が明かされる展開。これで後は未来にむけて戦うだけのはず……。ですが、アール=カーン周りで何かまだあるんですかね?それだと大導師倒した後にラスボス出てくる展開だまだまだ長いんですかね?
2021/08/28
nishiyan
失踪したセリカを追いかけるグレンとシスティーナ。二人がたどり着いたのは「メルガリウスの魔法使い」の舞台である聖暦前4000年の世界。セリカの謎が明らかになるとともにグレンたちが魔王に戦いを挑む本巻。セリカの壮絶な過去を知り、弟子として、家族として絶望的な状況下でも戦うグレンのカッコよさ。システィも思わぬ出会いから大きな成長のきっかけを掴む。「正義の魔法使い」という言葉がひしひしと重みを増してくる展開は熱さと感動が押し寄せてくるのが心地よい。戦いの果てに多くの謎が解明され、舞台は再び現代へ。次巻が楽しみ。
2021/07/05
ヤギ郎
シリーズ第19巻。グレンとシスティーナはセリカを追って、時空を超えて、5000年前の世界にやって来た。そこは、シリーズで度々語られる「メルガリウスの魔法使い」に描かれている世界だった。古代世界での冒険を通して、現代世界の真実を知る。また、システィーナは自分の先祖に出会う。物語は少しずつ終幕に向かっている。次巻が楽しみ。
2021/07/17
椎名
ここまでのロクでなしシリーズ集大成と言っても過言ではない内容で大満足の一冊。世界に伝わってきたメルガリウスの魔法使いという御伽噺、シリーズ全体でも最大の謎であったセリカとナムルスの正体、そして“正義の魔法使い”。全ての線が繋がり、その上でグレンがセリカの弟子として、そしてシスティーナもまた一人の魔術師として飛躍的な成長を見せていく。本当ならここに残ってほしい、箱庭であっても二人でいたいというわがままな本心を素直に口に出せてしまうところにこそ弟子への信頼を感じた。面白かった。
2021/06/24
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