レンジャー・ガール! 女性自衛官・小牧陽は地獄を這い進む (富士見L文庫)
レンジャー・ガール! 女性自衛官・小牧陽は地獄を這い進む (富士見L文庫) / 感想・レビュー
よっしー
タイトルが気になり、手に取りました。少し前に大きな事件のあった自衛隊…。小説とは言えどひくぐらい過酷な訓練を日々こなしている事に感服しました。男社会の中で活躍する女性というのもまたかっこ良かったです。男女差の配慮がない社会で、どうやって全員が課題をクリアできるのか。助け合うことの大切さ、仲間を思いやる気持ちを感じました。でも、恐ろしい環境だというのが一番の感想かもです…。
2023/07/01
ひぬ
【電子】初の女性レンジャーを目指す自衛官・アキラとミズキの凹凸バディもの。読んでるだけでも恐ろしく感じる心をへし折ってくる試練の連続でした。それでもその道を泥臭くも足掻きながら突き進むアキラとミズキの姿が格好良かったです。
2023/05/20
AKF-ZERO
アキラとミズキの凸凹バディが挑む女性初のレンジャー隊員への道。愛と涙とちょっぴり笑いありの、泥にまみれながらの地獄のレンジャー訓練。期待以上の面白さでした。鬼教官達によるシゴキでどんどん追加される腕立て伏せ。たとえそれが理不尽な物言いだろうと、許されるのはあの有名な「レンジャー!」の返事のみ。これは是非とも続きが読みたいですね。紛争地域への派遣とか極秘任務とかも面白そう。あとがきにもある更なる狭き門である特戦群入りに挑戦などなど、つい想像が膨らんじゃいますね。
2022/08/30
なみ
陸上自衛隊のレンジャー隊員となるため、小牧陽は地獄のような訓練へと身を投じる、熱い自衛隊小説。 キャラクターがとても魅力的。 推しは小塚さんです。揺らぐ陽に活を入れる小塚さんも、親父さんを気にする小塚さんも全部最高でした。 陽のバディである瑞葵は、読み始めたときの印象と読み終わったときの印象がまったく違うキャラで、いつの間にか好きになってました。 いざというとき、理不尽から人を守るため、地獄にひたすら耐えながら進んでいくレンジャーたちの姿が本当に尊くて、最後の方は涙なしには読めませんでした。
2022/04/14
半熟タマゴ
初の「女性レンジャー」を目指す自衛官・小牧陽。遂にレンジャー訓練に参加できることになった陽だがそこでは地獄の試練が待ち受けていた。次々と仲間が脱落していく過酷な環境の中、心が折れそうになりながらも仲間達から託された思いを繋いで前へ進んでいく姿に胸が熱くなりました。最初は衝突ばかりだった陽とミズキの凸凹女性バディの強い絆が描かれてるところも良かったです。こういう恋愛要素が控えめで女性主人公が夢に向かって全力で励む物語をもっと読んでみたいな。
2022/05/01
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