邪祓師の腹痛さん (富士見L文庫)
邪祓師の腹痛さん (富士見L文庫) / 感想・レビュー
冬野
霊障による腹痛に悩む卜部と、その助手のかなめが超常現象に挑むオカルトホラーもの。これが令和の作品ってすごいな…と思うくらい昭和の劇画っぽい作風。ゾッとするところもあるんだけど、台詞の!!とかカタカナの擬音とか叫び声とかの表現が多用されてて可笑しくなってしまい困った。もう少しみんな落ち着いてほしい。タイトルにもなってる卜部の腹痛や、食べ物の描写があまり物語の要素として活きてないような。まだ知識だけで書かれていて、ひとつのまとまりのある話になっていない印象。人物のバックボーンがもっと欲しかった。星:3/5
2024/07/03
水無月冬弥
タイトルからして、コメディ調の退魔ものだと思ったら、ガチのオカルトホラーでした。だれだ、こんなタイトルにしたの。いかにもハードボイルドな腹痛さんですが、助手に時々デレるのがいいですね。助手さんもなんか曰くあるのかな?
2024/06/28
しゅがー
まだ全貌は見えないけれど何らかの基盤となるストーリーがあって、それを補完するというか味付けするというかそんな感じで話が進んでいく。 基本的に章ごとにお話は完結しているけど、それが後々「あぁ…、ここで出てくるんだ」みたいな伏線回収もありそうで楽しみ。 登場人物の個性もはっきりしているし、展開も分かりやすく読みやすい作品だと思った。
2024/07/04
さち
タイトルから、捜査中でもトイレにこもるような困った人なのかと思ったら、そんなことはなかった。オカルト系でよくある、説明しない助手ほったらかし上司ではなく、苦労しまくりでも助手をきっちり助ける上司なので安心して読めた。これは助手が惚れても仕方ない。明かされてないことが多いので、続編に期待。
2024/06/26
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