正直者ばかりバカを見る (角川新書)
正直者ばかりバカを見る (角川新書) / 感想・レビュー
阿部義彦
養老孟司さんとは虫取り仲間の池田清彦先生のウェブエッセイです。原発にしても認知症にしてももうお金を吸い上げる機構が出来てしまうと、容易にそれを止めさせる事は出来ないという事を肝に銘じるべき。歳をとればもうろくするのは当たり前なのにそれにもっともらしい認知症という名をつけて、その予防の為にと利権が生まれて、まんまと信じさせた方が勝ちという事、世の中にいっぱいありますぜ。いやいややらされるボランティアは迷惑以外の何者でもない!などなどの日々雑感。
2017/08/17
FK
かなり強烈に馬鹿さ加減を批判しているが、その当事者たちがこの本を手にすることはないだろう。ここに書かれているすべてを真に受けることはないが、少なくともちょっとは「そうなのかな」と思うだけの度量は持っていたいものだ。 でないと本当に地獄の果てまで連れて行かれ、置き去りにされてしまうことだろう、この日本国家に。
2017/10/29
Iwata Kentaro
献本御礼。最近、池田先生のご本を読む機会がなかった。それだけ余裕がないのだけれど、久しぶりに読んでとてもよかったです。博覧強記の知の巨人の言葉は、ときどき拝聴した方が良いので、まあこれだけの広範囲なトピックによく論説できるものだと感心しきりだ。とくにEUからの英国の離脱に対する論評にフォーサイスとフリーマントルを引用しているのが抜群だと思いました。
2019/03/27
mick
内容が事件、原発、政治、昆虫、医療と幅広く、おもしろかった。首肯すること多々。原発も、トランプ政権も現在進行中でこれから先にどのような展開をみせるのかわからない。そんな不安定な中にいて、個人としてどう生き抜くのか。若い人は自分たちの未来を真剣に考えた方がいいだろう。
2018/01/12
nabe
相変わらずの池田節炸裂。普段モヤモヤしている事柄に鋭く突っ込まれていて、スッキリもした。それにしても池田先生、余程安倍晋三が嫌いなんですね。
2017/09/07
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