勉強法 教養講座「情報分析とは何か」 (角川新書)
勉強法 教養講座「情報分析とは何か」 (角川新書) / 感想・レビュー
Nobuko Hashimoto
朝日カルチャーセンターだかの一般向け文化講座4回シリーズを本にしたもの。高価な受講料を払って佐藤氏の話を聞きに行くファン向けに、インテリジェンス(情報収集および分析)とは何か、教養はいかにして身に着けるかを話したもの。国際情勢の読み解き方や、何を使って何を学ぶと良いかという話を具体的に提示しているので、講座を聞いた気、わかった気にはなれる。ただし、書物としては、やや散漫か。月90本(!)の〆切を抱えるだけあって、氏の著作はその類が多いのが残念。氏の知識、教養、主張には、感嘆、共感するのだが。
2018/07/01
masabi
【概要】前半はインテリジェンス、後半は基礎学力・教養を扱う。【感想】英語と数学の勉強をしなければということで具体的な教材について書かれた本書を買った。ある意味で筆者の言う説教本に分類している。本書に限らず筆者の自伝、勉強法、インテリジェンス関係の記述は面白い。
2018/06/17
緋莢
図書館本。2016年に発売された『危機を覆す情報分析 知の実践講義「インテリジェンスとは何か」』を加筆修正、改題した本。「<情報>とは何か」、「スパイとは何か」、「勉強とは何か」、「教養とは何か」の4章からなっています。公開情報から情報を取るオシント、その仕分けができる人でテレビに関してはNHKだけ。NHKと民放は全く別世界。だから民放から池上彰のような人が出てこない、というのは面白かったです(続く
2018/12/15
まゆまゆ
筆者の講義録。インテリジェンス、スパイの話を踏まえて、数学や歴史といった具体的な科目の重要性を説く。勉強の際に参考になる参考書も紹介していく。高校卒業程度の数学がわからない人は中学校、小学校まで遡りながら知識を会得しなければ……そうした最低限の学力の上に教養が成り立つ。
2018/10/09
takam
佐藤優氏の大学での教養と勉強についての講義をまとめている。教養の意味と身に着け方とそのための勉強法を取り上げている。ロシアの話も交えつつ飽きない講義を目指しているように見える。勉強は高校教育を入念に身に着けることを勧めている。特に国語、数学については大人になっても基礎的な分野であることを説いている。そして、歴史を学ぶことで広がる視点が重要だということを主張している。
2019/08/12
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