政界版 悪魔の辞典 (角川新書)
政界版 悪魔の辞典 (角川新書) / 感想・レビュー
HANA
微妙。ビアスの『悪魔の辞典』は皮肉と逆説に満ちた傑作で、筒井康隆始めそれにインスパイアされた作者作品は多いのだが、本作はそれらに比べ圧倒的に平凡。もともとテレビ向けだから面白くないのは仕方ないけど、圧倒的に毒が足りない。というかほとんどが普通の用語辞典になってる気がするし。解説部分はメディアリテラシーに気を付けて読めば、発売当時の世相が何となく思い出されるけど、やっぱりここもマスコミ論調なんだよなあ。この部分もある程度選挙の知識を持っていたら常識であろうことばかり書いているし。期待した毒が無いのは残念。
2021/12/17
しゅうと
別に悪魔の辞典でも何でもない。ほんの少し毒舌の効いた普通の政治用語辞典でした。
2021/07/29
フク
選挙速報を楽しむためにポチったが、当日は試合なので空振る見込み。 ちなみに私はタカ派です。
2019/07/19
mintia
政治に関心がない自分には、興味深く読むことができた。とりわけ勉強になったのは、中選挙区から小選挙区に変わったことで派閥の力が弱まったことだ。
2019/11/09
みじんこ
様々な政治・選挙関係の用語を皮肉と時に手厳しい解説を交え簡潔に解説している。現代における政治の諸問題について学ぶこともできる。あいうえお順とはいえ、いきなりアウフヘーベンの解説なのは面白い。そして公明党関係のワードは解説に光るものがある。元々は中国古典から持ってきたという用語も複数あり、確かに昔の政治家の教養が感じられる。改めて比例復活というルールには問題があると思った一方で、世襲議員については資金集めをしたりしなくていいぶん政策の研究に時間を費やせるといった意見もあるとの指摘はある意味新鮮だった。
2019/09/12
感想・レビューをもっと見る