いい加減くらいが丁度いい (角川新書)
いい加減くらいが丁度いい (角川新書) / 感想・レビュー
ホークス
2018年刊。TVで言い難いことを言う生物学者が、71才の来し方と世の中を語る。頭のいい酔っぱらいみたいで、本質論も八つ当たりもある。世界のうち分子レベルの現象は単純で、マクロなレベルも予測しやすい。でも中間レベルは多様なので世界はコントロールし難いのだと言う。面白い見方だ。「教師や医者に無限努力を強いる風潮」の話は、ネットもマスコミも、本当に苛酷な状況の人には異界だなと思わされた。著者は個人主義だから普通とか世間様の威は借りない。私の好きな勢古浩爾氏の『定年バカ』に触れていた。似たもの同士で気が合いそう
2022/09/04
ルート
ふるさと納税についての意見は、僕も同意だった。結局住んでるところに、税金がいかなくなるよなーって。あとは「医師や教師に無限努力を強いる風潮」という項目があるんだけど、まさに今そんな感じかもって。2018年の本だけども。
2021/08/31
ユウユウ
#読書 リバタリアン池田清彦氏のエッセイ。いい切れ味。
2021/07/29
yw_revolution
はっきり言って本選びを間違えた。序盤を読んで早々と「この本は批判的な目で読もう」と決めた。 何はなくとも本選びについての反省点。①著者プロフ、経歴をちゃんとチェックしなかった②本文が書き下ろしなのか収録元があるかをチェックしなかった(まさかメルマガの使い回しとは。)③著者の過去の発言内容や炎上の有無について調べるべきだった。 老人社会の問題に対する傍若無人な開き直り。隙あらば挟まれるねちっこい個人攻撃。世の中が自分の思い通りにならないのを「利権」で無理矢理説明する。これをよくそのまま本にしたな、って感じ
2019/10/31
Asakura Arata
規則や決まりで物事を囲い込もうとすると、かえって上手くいかない。我々の業界でいえば、発達障害と診断することなんかもそうかもしれない。診断のデメリットは色々あるが、最近とみに感じることは、我々の人を見る目の能力がどんどん退化しているような気がする。診断した時点で、人を見る目機能がストップしてしまうから。 あとは、日本が崩壊することに対しての諦めが、散りばめられていて気になった。
2018/09/17
感想・レビューをもっと見る