70歳から楽になる 幸福と自由が実る老い方 (角川新書)
70歳から楽になる 幸福と自由が実る老い方 (角川新書) / 感想・レビュー
smatsu
さすがに70歳はまだちょっと先だが、『怒らないこと』が良かったのでこちらも読んでみた。なかなか良い本でした。大体の基本はもうわかっている話で、上座部仏教ベースの四苦八苦への処し方の話ですね。個人的な好みとしては大乗よりこちらの方が好きなのでそこもよい。今の方向性はそんなに間違ってなさそうだと確認できたが、しかし頭でわかっていても実際の行動に落とし込めるようになるのはなかなか難しい。理不尽な目に会えば怒ってしまうし、死ぬのは怖いし、病気にもなりたくない。楽になりたいものです
2023/08/14
coldsurgeon
初期仏教の教えの実践により、高齢者になってからの生き方が楽になると著者は示す。いろいろなものを取り込んで大事に抱え込むのは、生活のために稼ぐ世代までで、それ以降は、喪失を愛する、すなわち手放すことを厭わないことだ。仏教での「病」とは、細胞が生きるために栄養や酸素を取り込むことをいうそうで、一般的な「病」とは違う。そうすると「生老病死」の意味は、少し思い違いをしていたことになる。もう少し、自分自身や配偶者の死をシミュレーションしておかなくてはいけない。
2023/04/27
くらーく
頭では分かっても、それが腹に落ち、自然に行動できるようになるまでには、まだ時間がかかりそうだ。 執着を手放し、老いを含めてすべてを受け入れ、今を生きる。最後は、みな仏になるのだけどなあ。
2024/11/09
めだかとモス
老いてくることを、直視している。確かに身体は若くはならない。事実を見たくないが、それは必要なことだ。 もう少し歳を取ってからまた読み直したい。心のガンだけには、ならないよう公園で遊ぶように生きよう。
2024/01/31
老齢症状進行中
いくつか貴重な教えを頂きました。自分の総合監督になりましょう。確かに体も心もなかなか思い通りになりません。体や心を冷静に見極めて対応する。心がけたいものです。心のがんに注意。体のがんよりもこわい。心穏やかに楽しく生きましょう。その通りです。70代は、好きに生きていい。公園で遊ぶ気分で生きましょうか。もう少し働くので完全にこの通りには生きられませんが、この姿勢を見習って生きたいと思います。
2023/08/29
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