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Another(下) (角川文庫)

Another(下) (角川文庫)

Another(下) (角川文庫)

作家
綾辻行人
出版社
KADOKAWA
発売日
2011-11-25
ISBN
9784041000007
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Another(下) (角川文庫) / 感想・レビュー

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kishikan

上巻に続き下巻も一気読み。面白かった!次の展開はと、はやる気持ちを抑えきれず、次のページへと誘ってくれる。スリリングなラスト、そして思わぬ結末。学園ミステリそして都市伝説的エンタテイメントとしては、最高なんだけど、何か不満が残るんだなぁ。例えば、呪いとか特殊能力という非科学的な問題はさておき、「死者」の正体は本当にラストまで引っ張れるような謎だったの?ちょっと技巧に走り過ぎて、イエローカード気味の仕掛けも・・。とはいえ、主人公の恒一、謎の少女鳴、他のキャラクターも良く、連続アニメの原作にはうってつけ。

2013/09/11

takaC

もう一人がその人だというのには早いうちに気づいたけど、その人があの人だというのは思いもよらなかった。超常現象が礎なので読後感はちょっとモヤモヤ。

2012/03/29

W-G

既視感あると思っていたらやはり『ファイナルデスティネーション』を観たのね綾辻さん。読み終えての総評として、まぁ面白いけども細かい粗や突っ込みどろが多く、完成度としては往年の館シリーズの名作には及んでおらず、メディアミックスの恩恵で実力以上に評価を得ている感もあるね的な位置の作品。この手の内容で、三組の生徒の描写を本格ミステリでモブ的に次々死んでゆく被害者たちと同列にしてしまっているのは、ミステリ作家ならではの失敗だと思う。鳴のオッドアイの特殊能力も、ない方が矛盾もでないのに、書きたかったんだろうな…。

2024/07/03

マーム

徐々に明らかになっていく〈災厄〉の内容。読んでいる中で感じた違和感はやはり気のせいではなかったと一人したり顔。とはいえ、〈死者〉が誰なのか分かったワケではないのですが・・・。〈死者〉と対峙するシーンは緊張感がありました。もし間違っていたら取返しのつかないことになると。これは綾辻氏自身のミステリに対するパスティーシュなのかもしれない、というのは勝手な思い込みでしょうか。さて、これで心おきなくマンガもアニメも見ることができます。(笑)でも、これを映像化するとなると、ひと工夫必要になるのでしょうね。

2011/12/17

ナルピーチ

やっぱりただの学園ホラーで終わる訳がない。結末に向かっていく終息感を覚えつつも最後には綾辻先生らしい本格ミステリが待ち受ける。そのホラーとしての醍醐味とミステリとしての緻密なプロットが伺える一冊だった。恒一と鳴のその後はどうなったのか、先日発売された続編に描かれているのか、気になるところである。そして思うのはなぜ本作の表題を『Another』にしたのか。僕の頭では考えても分からない…。その答えを探す為に、また何度も読み返すことになってしまいそうだ。

2020/12/20

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