夢のカルテ (角川文庫)
夢のカルテ (角川文庫) / 感想・レビュー
青乃108号
高野和明を追いかけて。単行本として出版されているものとしてはこれが最後の未読本。読み終えてしまった。あと1冊、「午前零時―P.S.昨日の私へ」というアンソロジー本がある様だが、残念ながら地元の図書館には所蔵が無い。さて坂上仁志なる人物との共著扱いの本書だが、実際の執筆は高野によるものの様で、読ませる力はさすがの折り紙つきだ。夢カウンセラーの女と現職刑事の織り成す恋愛がらみのサスペンス。最後に2人の元体験も明かされて、2人の明るい未来が見える様な爽やかな幕引きに満足して本を閉じた。高野和明がもっと読みたい。
2023/12/08
あつひめ
阪上さんと高野さん二人でストーリーを考え高野さんが執筆したそうだ。そういう小説の作り方もあるのか…と少し驚き。夢…私もよく同じ夢を見るし、夢を見た後はものすごく疲れている事がある。だから、もしかしたら知らず知らずのうちに誰かの夢にお邪魔したりされたりしているかもしれない。人の出会いは何がきっかけになるかはわからない。カウンセラーと刑事のように世界が違うように見えてどこかで繋がることもあるのかも。二人のこれからも覚める事がないことを祈る。
2013/06/18
ダイ@2019.11.2~一時休止
連作短編集。人の夢に入りカウンセリングする。軽い感じで楽しめる恋愛もの?
2018/01/02
AICHAN
図書館本。高野和明とその友人がアイデアを練り、執筆は高野が行った作品。他人の夢に入り込めるという不思議な能力を持った女性と、彼女にカウンセリングしてもらった刑事とのロマンス。ロマンスといっても一方が刑事だからさまざまな事件が発生し、ハラハラドキドキのサスペンスにもなっている。心理学の知識が全体に溢れ、催眠療法などについてよく知ることができた。これはこれで素晴らしい作品だと思ったが、私が求める高野作品としては物足りなかった。
2018/05/28
紫 綺
単行本にて読了。カウンセラーは守秘義務を主張するのに、刑事は事件のことをホイホイしゃべっていいのか?矛盾を感じた。
2015/08/22
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