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エッジ 下 (角川ホラー文庫 す 1-7)

エッジ 下 (角川ホラー文庫 す 1-7)

エッジ 下 (角川ホラー文庫 す 1-7)

作家
鈴木光司
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2012-01-25
ISBN
9784041001363
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エッジ 下 (角川ホラー文庫 す 1-7) / 感想・レビュー

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absinthe

凄い。特に最後の50ページに本書の密度の大半が凝縮されていた。下巻の中ほどまでで、まぁそこそこ面白かったなぁなどとつぶやいていたが甘かった。その手があったか!類似作が多いこのごろ本作は際立っている。目くらましされてはいけない。物理用語、数学用語が飛び交うがじつは最後の感動はそれとは別のところにあった。醜悪の中に本当の美を見だすのが芸術の使命だと言う。本書はもっと評価されていいと思った。

2016/11/16

遥かなる想い

我々の世界・宇宙の根本が崩れていく という荒唐無稽なこの物語・・どうやって 決着をつけるのかと思っていたが、下巻の後半から 展開が急転・・冴子の父の突然の失踪の残酷な真実。 「相転移」「πの乱れ」など、壮大すぎてついて いけない面も多かったが、「山村貞子」とは 違うスリルある終わり方だった。ワームホールへと 繋がる世界・・広げすぎた風呂敷のたたみ方に やや強引な感があったのが少し残念。

2013/07/21

財布にジャック

物理も数学も科学も苦手だったから、煙に巻かれちゃったせいなのか、かえって物凄く楽しめました。酷評されている感想が目に付きますが、個人的にはかなり好きです。SFのようなホラーのようなミステリーのような人間ドラマのような、とにかくジャンルも曖昧なんですが、壮大なお話でした。何度読み返しても、きっと私の頭では理解できない難しい薀蓄が壁となることは分かりきっていますが、それでも再読したくなること間違いなしです。貞子は出ませんが、やっぱり怖いお話でした。

2013/08/08

福猫

なんだかな…。シャリー・ジャクスン賞受賞らしいけど…。そもそもその賞がどの程度のものなのかも不明。素数だとか無理数だとか絶対数だとかを長々と語られても、日常で触れる機会のない一般人としては意味不明だし、そこから思考をスタートさせることも出来ない。そんな中での、ホラーなのかミステリなのかSFなのかどっちつかずの作品と言うのが正直な感想。まず冴子のキャラが荒唐無稽…。物事を順序立てて思考するかと思いきや、理性も何もない獣のような言動。ここ最近で一番好きになれない主人公。<コメへ続く>

2013/08/03

コージー

そうか、そうきたかあ。謎が解明されたけど今ひとつ納得出来ない気がするのは、理解力の足りなさかなあ。面白かったけどもう少し違う結末もあったかなあ、と思う。

2013/10/08

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