グレイヴディッガー (角川文庫)
グレイヴディッガー (角川文庫) / 感想・レビュー
ナルピーチ
悪事ばかりに手を染めて来た男の一生涯を掛けた善行。それは骨髄ドナーとなり白血病患者を救うこと。主人公“八神”の前に立ちはだかるは、謎の組織・警察・そして伝説上の大量殺戮者“グレイヴディッガー”彼等から無事に逃げ切れる事が出来るか。予想出来ない逃走劇が此処に開幕する。追われる八神の体力は無限大!トライアスロン選手並みの働きっぷりには絶叫させられた。墓掘人の抹殺劇には阿鼻叫喚。一体何人の墓を作っていくのか…。まさにノンストップエンタメ最高潮の一冊。八神よ、走って走って走り抜けろ!!
2021/06/06
紫 綺
講談社文庫にて読了。ハラハラドキドキヒヤヒヤバクバクのオンパレード!楽しかった♪
2017/06/01
りゅう☆
死んだ状態のままに保存された死体が見つかった。一方、悪党八神が生まれ変わるためのチャンスとした骨髄移植のために入院を控え、知人にお金を借りようと尋ねたら知人が殺されていた。それからある共通点を持つ者たちが次々に殺される。その昔、魔女狩りを行っていた異端審問官たちが蘇った死者『グレイヴディッガー』によって殺された事件を彷彿させるという。八神は無事に病院に着くのか?信じてたものに裏切られた?二転三転する展開が面白い。度重なる危機にハラハラし、検察や政治家の隠蔽に辟易し、墓堀人という名の殺人者の正体に驚き→
2017/06/30
nobby
〈文庫本で登録し直し〉この逃走劇の躍動感は半端でない。映像で見てみたいけど難しいだろうなぁ。読み始めは、骨髄移植とか連続殺人とかカルト集団とか全く結びつかないが、中盤から一気読み!特に骨髄ドナーでなければ成り立たない伏線の回収にはなるほど。最後のホラー要素と小坂の動きは何かあるのか分からないけど…やっぱりジェノサイド読みたいなあ(笑)
2012/09/23
HoneyBear
読みやすいし面白い。ただただ感服。高野氏の小説にはどれにも驚かされるが、これまでどのようにしてこのような想像力と創造力を培ってきたんだろう?
2018/12/30
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