ちょんまげ、くろにくる ぽんぽこ もののけ江戸語り (角川文庫)
ちょんまげ、くろにくる ぽんぽこ もののけ江戸語り (角川文庫) / 感想・レビュー
財布にジャック
シリーズ3作目なので、もう勢いで読みましたが、これは登場人物が豪華過ぎてかえって期待しすぎてしまい、残念な結果に終わりました。主人公達をもっとメインに据えて書いて欲しかったです。漫画を読んでいるような読みごごちで、完全娯楽物だし、あっさりと読めて、通勤のお供にはお気軽で良かったかもしれませんけどね。
2012/09/22
nins
ちょんまげシリーズ第3弾。最後の決戦らしい駆け足っぷり。前作「ばさら」からのごちゃ混ぜ感を最後まで貫いたのは、開き直って気持ち良い。小次郎、廉也、弥生達が縁ある人物達と対する。少年マンガっぽい王道展開。立ちはだかるのは江戸城で待ち受ける亡霊敵武将達と葛葉姫、安倍晴明。戦国武将のイメージを変えるようなアレンジも。春日局や江などもうなんでもあり。ラストが決まっていて途中詰め込んだ感。小次郎と時国との関係がもっとあってもと思ってしまう。帯に「小次郎編」完結とあったのでシリーズとして小次郎以外で別の話が進みそう。
2012/05/22
hirune
ばさらの続きで死んだ武将やら忍びの者やら妖やら入り乱れて、妖怪大戦争in 江戸城みたいな感じでした。ラスボス安倍晴明の大暴れでついにあいつがキレて本気出す!お前 そんなに強かったんかい??最後はバタバタと尻切れとんぼな印象。ページが足らなかったのか?もう少し丁寧に終わって欲しかったなぁ(´ー`)
2017/04/17
優希
賑やかに色々な人が入り乱れる完結編です。占拠された江戸城に向かう小次郎一味ですが、白虎の姿をした葛葉姫によって誘われている感じでした。小次郎たちにどんな罠と敵が待ち受けているのかハラハラさせられました。そして白熱の戦い。何だか騒がしい感じになっていくなと感じました。賑やかに完結していく印象です。それにしてもぽんぽこは最強ですね。どこまでもマイペースでした。主人公の小次郎はまわりが濃いので最後まで影が薄かったですね。テンポがいいので楽しく読むことができました。キャラクターの使い方も贅沢だと思います。
2014/10/16
ひめありす@灯れ松明の火
豪華時代絵巻てんこ盛りのシリーズ第三巻。とうとう戦国時代だけでなく安倍晴明やらお江の方やらたくさん出てきて、もうどっちが味方でどっちが敵なのか、わからなくなりながらでもぎゃーっと勢いで読みました。でも、時々ああよく調べてらっしゃるなという細かい表現がたくさん出てきていたので、もっと丁寧にお話を書いてくださればもっと面白いと思いました。最後のぽんぽこと小次郎の下りが可愛くて好き。ぽんぽこが寂しいけれどここだけはハッピーエンドに違いない。ずっとずっとお金がないなと騒ぎながら、おいしい卵焼きを食べてくださいね。
2012/11/07
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