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ダブル・ジョーカー (角川文庫)

ダブル・ジョーカー (角川文庫)

ダブル・ジョーカー (角川文庫)

作家
柳広司
出版社
KADOKAWA
発売日
2012-06-22
ISBN
9784041003282
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ダブル・ジョーカー (角川文庫) / 感想・レビュー

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海猫

単行本で読んでるけど文庫で特別収録の「眠る男」を読みたかったので。ふむ、なるほど。ジョーカー・ゲームの方の収録のあの話のアレか。つーてもこれ一本読むために文庫版まで買わざるをえないのもどうよ?

2015/08/11

ehirano1

前作が圧巻過ぎだったため今回は大丈夫かなと思っていたのですが、”魔王”結城中佐の過去が少しずつ明らかにされていく編があったので楽しめました。結城中佐がD機関を設立するに至ったきっかけの物語が知りたくなります。いつか明らかにされるのかな?

2016/02/16

kishikan

前作「ジョーカーゲーム」に続くこの作品、相変わらずスリリングで知的なスパイアクションもので、一気に読者を引き込んでしまう。全6編の短編集なのがもったいない。トム・クランシーの作品のように、長編、少なくとも中編の方が良いのに。でも、相変わらず結城中佐の頭の切れやD機関の凄さは健在。軍隊内の主導権争いや海外諜報機関との駆け引きも加わり、話にグッと厚みが出てきた。「偶然による危機」というハラハラする場面もあり、一時はどうなることかと思ったけれど、特別収録「眠る男」も含め、これは次作パラダイス・ロストへの布石か。

2015/05/07

zero1

シリーズ第二弾。D機関に対抗してできた「風機関」は「死ね、殺せ」という硬派な組織。伊豆を舞台に両者の対決が描かれる表題作。スパイのお粗末な内容は笑えた。「蠅の王」は軍医とスパイ狩りの対決。「仏印作戦」はハノイが舞台。無線技士として派遣された高林の目線で描かれている「棺」はかつて結城と対決したヴォルフが登場。姿を見せないところがスパイの真骨頂か。「ブラックバード」は日米の歴史を背景にしている。ややご都合主義か。描きすぎないで読者に考えさせるところがいい。このシリーズ、まだ続く。

2018/11/22

修一朗

結城さんはなんでもまるっとお見通しだぁというパターンは継続。過去も明らかになりましたねー。このシリーズ結城さんのキャラが魅力ですが、存在を隠すスパイを描いているだけあって、テクニック叙述が中心で人としてのD機関員が見えず、最後種明かしだけ見せられるとなりがちなのが、私としては物足りないところです。同じく短編を描く長岡弘樹さんと比較する向きもあるようですが、となると長岡さんの方が私好み、かなー。マイランキング①ブラック〜②柩③蝿の王④ダブル〜⑤仏印〜⑥眠る男。長編読んでみたいな。次作は中編あるらしいですね。

2014/08/16

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