おおかみこどもの雨と雪 (角川スニーカー文庫)
おおかみこどもの雨と雪 (角川スニーカー文庫) / 感想・レビュー
nonたん
これは、甥っ子本。角川映画なんだね。「好きになった人が、おおかみおとこだった」花が父さんのお葬式の場面を思い出して、彼に話すところが好き。「怖くない」「あなただから」のシーンも好き。そして、雪の日に「雪」が生まれ、雨の日に「雨」が生まれた。彼はキジを捕りたかったのだろう…悲しい、あっけない最後。その後の花の奮闘振りはタイヘン。おおかみこどもは自由奔放と臆病泣き虫。雪は人間として、雨はおおかみとして。大人になっていく。寂しい感じのラストだけど、花が毅然としている、笑っている。それだけでいいのかも。「好きにな
2012/08/19
年中古本派・文花
この原作小説は3種類あります。角川文庫版(挿絵なし)角川つばさ文庫版(挿絵あり 総ルビ)角川スニーカー文庫版(挿絵あり ルビ控え目)つばさ文庫版とスニーカー文庫版はイラストレーターが違う方です。/劇場版では説明臭くなったりテンポが悪くなるため省かれた箇所がいくつかあり、説明不足でしたが、原作でうまく補完できました。(コメ欄に続きます)
2012/08/20
海猫
映画版鑑賞後に小説版を読む。残念ながら優れた映像作家が優れた小説家ではない、ということを実感する結果に。あれほどアニメーションで印象的だった場面が淡々と小説的描写がないまま流れていってしまう。特に終盤の大雨の表現を擬音語に頼っているのはなんとも興ざめするものだった。映画版をフォローするような点はあるので副読本としては良いが単体の小説としては感心する出来ではない。
2012/08/04
BOWCH
予備知識なしに読んでみて、ハッピーエンドというより子供の成長とか旅立ちにひかれました。花の強さも印象的です。
2015/07/13
カシヤ
等身大で気取っていない文体。余計な装飾がされていないおかげか、映像と音楽がリフレインしてくることもしばしば。まさか映画と同じ場面でホロリとさせられるとは。小説版でハッとさせられたのは、花の「じゃあ、私がおかえりって、言ってあげるよ」という台詞。そういえば、言ってたなあ。こんな素敵な台詞があったことを小説版を読むまで失念していました。映画を観ていないと物足りなさを覚えるかもしれません。映画を観てから、補完の意味合いで読むのがベストだと思います。ああ、もう一回観たくなってきてしまったw
2013/02/22
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