人生論 (角川文庫クラシックス む 1-2)
人生論 (角川文庫クラシックス む 1-2) / 感想・レビュー
やすらぎ
この星になぜ生まれ、どう捉えて生きていくのか。なぜ自然を愛し人を愛さないのか。深い言葉、深い心。我らがここに存在しているのはただ運が良かっただけかもしれない。人生論を語る。喉が渇くと水を欲するが潤えばすぐに忘れる。欲は限りがない。充分であっても求め続ける。道徳心を高めることはかえって今の世では成功しない。しかし必ず時代は変わる。道徳は法律ではない。人間が進歩できたのは相互が心を伝えあい、他者からの教えを残らず受けとめたからである。私たちに与えられたのは未来である。自らがやるべきことをやり、ただ待てばいい。
2022/09/02
YJ
自然の意志、美、そして、実篤。思想がふんだんにあって、面白い。
2014/10/16
α37_user
人間の生は何かを生み出し誰かのために尽力することにあるということを軸に強く生きることを推奨して生きる指針の再確認になるかと。
2013/03/19
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