あの夜にあったこと (角川ホラー文庫)
あの夜にあったこと (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー
mr.lupin
大石さんの作品三冊目読了。21歳の優也と幼馴染みの啓太の二人が裕福な医院長夫妻と美しい娘が暮らす「山下医院」の豪邸に強盗に入る計画を。何が彼らをそんな追い込んだのか?強盗だけのつもりが人殺しまで。日陰と日向、貧乏と金持ち。あの夜に一体何があったのか? 大石さんらしい終わり方をした一冊。何だかんだ言って大石さんの作品には惹き付けられるな。☆☆☆☆☆
2018/08/19
そのぼん
最悪でした。主人公の二人のはもう、最悪としか言い様のない感じでした。派遣社員として働く男二人が金持ちの一家に強盗に入る物語でしたが、何もかも救われることのない展開が待っていました。凹んでいるときに読むと余計に気が滅入りそうな作品でした。
2012/12/08
じゅんぢ
加害者側、被害者側、どちらにも感情移入できなかった。
2019/11/28
ユウ
金持ちと貧乏を『日なたに生える草』『日陰に生える草』と比喩し,後者が前者を憎み強盗を計画するが上手く行かず一家を皆殺しにしてしまう。‥何とも極端で単純で好感の持てない登場人物達ばかり。主人公二人の青年の生い立ちには同情する面もあるが,今ひとつ何か物足りない感じで呆気なく終わってしまった。富裕層への憎しみや優也の母への愛情もう少し強い思いが描かれていたらもっと良かったような気がする。同著者の『アンダー・ユア・ベッド』が良かっただけに,期待外れと感じてしまった。
2013/10/26
のりオバ
面白かったです! 主人公の2人が、「これからどうなってしまうのだろう」と気が気ではなくて、一気読みでしたー😺 生まれながらの、日なたの人と日陰の人の人生。その差の不条理さを作者先生は書きたかったのだと、あとがきでおっしゃっています。自分や周囲の方々にしても、「もしも、ちがう家に生まれていたら・・・」と、思ったことがないわけではありません。私の苦手とする性描写が多かったなぁ・・・😹
2019/12/26
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