こころのつづき (角川文庫)
こころのつづき (角川文庫) / 感想・レビュー
おしゃべりメガネ
続けざまに森さん作品です。雰囲気的には「家族」シリーズではなく、『ほのかなひかり』を継承する作風で、今作はちょっぴり切ない感じも場面によってはありました。人生、もちろんいいコトばかりではなく、苦みのあるコト、キツい場面もあるでしょうから、そんな人生のひとコマをさらりとしながらもココロに深く刻まれる描写で綴る森さんはやっぱり素晴らしいです。本作を読んで元気になれるかというと、なんとなくそういう作風ではないのかなと。ふっとココロが軽くなるというよりはスッと歩みをいったん落ち着かせる、そんな効果があるかもです。
2017/01/08
あつひめ
家族。家族だからってわかるとか家族だから遠慮は要らない…とかじゃないんだね。家族だからこそ…大切にしなければならないのかもしれない…と心を新たにさせてもらった。人にはわからない家庭の事情。誰もが些細な悩みや喜びを持って生きてる。ホンワカしているように見えて…核心をついてる物語が並んでる。森さんは家族という小さな集合体を操るのが上手だなぁ。
2014/06/25
紫 綺
単行本にて読了。家族のいろいろを考えさせられる、心に沁みるシリーズ2。
2014/10/19
はつばあば
初読みの作家さん。短編でそれぞれの作品がじんわり心に沁みる。毎日の生活にちょっと疲れた時、本の情景が目に浮かんできます。自分と重ね合う部分もあります。そんなときの為にコーヒーとケーキを持って、縁側に寝ころびながら・・・寒くなってきましたから、炬燵でお茶と御饅頭などを用意して、読まれることをお勧めします。
2014/10/28
tengen
連作ではではありませんが、少しずつネタが繋がっているという遊びがあります。 双葉社の家族短編集シリーズとは別物ですが同じ路線。角川書店での「ほのかなひかり」に続く森浩美 第2集。 ☆ 人のこころに 行き止まりはありません、 その先に......明日に...... 必ずつづきがあります ☆彡 ひかりのひみつ/シッポの娘/迷い桜/小さな傷/Fの壁/押し入れ少年/ダンナの腹具合/お日さまに休息を
2024/09/03
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