万能鑑定士Qの推理劇IV (角川文庫)
万能鑑定士Qの推理劇IV (角川文庫) / 感想・レビュー
utinopoti27
個人的にツボなこのシリーズ。血なまぐさい事件もなく、テンポよくサクサクと進む小ネタ満載のストーリーに加え、ヒロイン・凛田莉子ちゃんのキュートな魅力が詰まってます。今回はライバル雨森華蓮と『特等添乗員α』の浅倉絢奈が長めに絡みつつ、宿敵コピアとの最終決着も・・え?最終?・・しまった!『事件簿』まだ読み切ってないよ~!(>_<) まあそれはさておき、シリーズ完結編にしてはちょっと駆け足気味な収束。たぶん、筆早で多忙を極める作者につき、このへんで一区切りとしたかったのでしょう。『事件簿』急いで読まねば(^^ゞ
2019/06/29
どんちん
なるほど、「探偵譚」へのつながりがよくわかった。が、二人のお互いの呼び名のきっかけとしては、いま一歩?w それにしても、コピアの設定がまだ定まっていない感じかな。規模と行動がアンマッチに感じてしまう。過去の事件との結びつけも多少強引っぽさが感じられなくもないが、とりあえずはよしとしておくか。それにしても、Ⅳではなんとなくハッピーエンドっぽさを醸しだしていたのだから、「探偵譚」へはもう少し前向きな感じにしてほしかったな。これだど引きずった過去の精算みたいに感じてしまうのは読んだ順番が逆だったせいか?
2014/10/05
りゅう☆
なんだか久々に小笠原登場って感じ。莉子の言葉を思い出し、盗難事件を解決。昇給の話も出て幸先いい感じ?だけど莉子の店が荒らされてあの力士シールが貼られてたり、莉子がおばあが顧問をしてる石垣島の八重山運送への就職するように言われたり。莉子に復讐すべく波照間島にも踏み込むコピア。添乗員絢奈、婚約者の那沖、そして贋作者華蓮も加わりコピアと闘う。「万能鑑定士Qの推理劇5」で会おうって(^^;)。結果、小笠原の栄転って本当に小説だなーって思うけど、距離が縮まってヨシなのかなと。しかしこの二人、本当にゆっくり過ぎるよ…
2020/08/14
Yunemo
どうにもやめられずに手に取ってしまう悪い癖。いつもながらスイスイとした感じでページが進み過ぎました。ただ一言、「物足りな感」が残ってしまいます。これだけ話題も事件も発生し、登場人物も総動員なのに、今までになく表面的な軽いタッチに過ぎる気がするのは、私だけ? 松岡作品の切れ味が薄れてきたのかな。けっして期待感が強すぎるという訳でもないと思うのですが。ちょっとした寂寥感で読了。
2013/09/01
aoringo
今回は大物詐欺師、コピアとの対決。莉子は沖縄の家族を救えるのか?!途中登場する添乗員の絢奈も面白いキャラクターだなあ。莉子が論理的思考で推理するのに対し、彼女のほうは直感勝負。こちらが主人公の作品も読んでみたくなった。そしてラストの展開にはちょっとまだついて行けてない。この続きは「─探偵譚」でいいのかな?
2021/08/19
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